死なせてくれない死神さん

七話　精神崩壊 ページ21

もう壊れそう､､､


人が死ぬのを間近で見るって、精神的に辛い､､､。


自分が殺したわけじゃないから自害はできない。


「でもこうなったらもういいや。死んじゃえ。」


常備している鎌を首めがけて振った。


ｶﾞｺｯ、と鈍い音がして、目を開けると鎌が折られていた。


「だ、誰､､､？使ってない鎌なんだけど､､､」


md「主人公が、つまんない死に方しちゃ、だめでしょー？」


「主人公､､､？」


md「この小説の主人公は、ルカ。つまり君だ。」


いきなり、緑色のパーカーを着た少女はそう言った。

　
「違う。私は主人公なんかじゃない､､､この小説ってどういうこと？」


少女は気まずそうに目をそらし、やがて口を開いた。


md「私は若草翠。この図書館の管理者って感じかな？」


図書館？現在地はビルの屋上、それにこの町に図書館はない。


md「ああ、ここじゃ占ツクないんだっけ。説明めんどくさいからはしょるけど
　
　 結局は、ルかは誰かを殺さないと死ねないの。」


「早く死なせてよ！もう耐えられない､､､！！！壊れちゃいそうだよ､､」





md「壊れちゃいなよ。」



「え、、、、？」

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