8.秘密特訓! ページ8
YOU side
『うわー、高専にこんなところあったんですね』
私と虎杖くんが連れて行かれたところは地下室。そこにはテレビとかソファーとか色々あった。
「悠仁はここで寝泊まりしてね。Aは寝る時はこっそり医務室で」
悟さんはそう誰よりも楽しそうに言った。正直私はこれから何が行われるのかわからなくて怖い。
「まず、ここでは悠仁には呪力の扱いをうまくしてもらう。A、あそこに2つ缶があるでしょ?一つに呪力当ててみて」
そう言われたのでようやく回復した呪力をお茶が勿体無いな…と思いながらも缶に当てた。それと同時に悟さんがもう一つの缶を術式でひねる。
「おお〜!!」
虎杖くんは驚いたようにその缶を見た。彼はまだ術式とかについては何も知らないようだ。
でも、近接戦は抜きん出ているらしい。これからどのような稽古をつけるつもりなのだろう……
「でも、悠仁に術式は使えないよ!」
「………えっ…!?」
『なんで最初からそういうこと言うんですか!?』
「俺もファイヤーとか出せると思ったのにぃ!」
今在学している子たちのデータを見せてもらったけどみんな結構凄かったもんなぁ…きっと自分も術式が使えると期待していたのだろう。
『虎杖くん、私も一応、術式使えるんだけどね、ただ自分を守るだけで攻撃力はないし、呪いを直接祓うことも出来ないんだ……』
だからさっき悟さんは私に缶に術式を使え、と言ったわけではなく、呪力を当てろと言ったんだ。
自分でも正直自分の非力さが恨めしい。
「そう、でもAは努力をして一級呪術師、そして特級呪術師に上り詰めた」
そう、悟さんと傑さんが推薦してくれた時は嬉しかったっけ……ん……?
『特級…??』
「あれ?言ってなかったっけ?A、寝てる間に特級になったよ?」
『聞いてないですよ!??そんなこと!!!』
「えっ、Aさんって特級なの!?」
これから危険な現場にでるの?呪力は効かないとしても、呪力で崩れた建物に巻き込まれたりしたら私は即アウトだ。死んでしまう。
「大丈夫、そんな顔しないで。危険な現場は僕と傑が行くから。そのまま、呪力を日本全国に循環してて」
「俺……Aさんみたいになれるように頑張るね」
「そのために必要なものは呪力のコントロール。てことで2人にはコレ!」
そういう悟さんの手には沢山の映画があった。
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みかん大福(プロフ) - 麗華さん» 麗華さん、リクエストありがとうございます!そして、返信遅くなってしまって本当に申し訳ないです!ぜひ書かせて下さい! (3月26日 14時) (レス) id: c872eeaaf1 (このIDを非表示/違反報告)
麗華(プロフ) - お話と設定がすごく好きです!リクエストなのですが…九十九由基さんとの絡みをやって頂きたいです! (8月11日 1時) (レス) @page44 id: bc106b5b68 (このIDを非表示/違反報告)
みかん大福(プロフ) - ナミさん» ナミさん、リクエストありがとうございます!書かせていただきます! (8月6日 12時) (レス) @page44 id: c872eeaaf1 (このIDを非表示/違反報告)
ナミ(プロフ) - すごく面白いです!リクエスト(?)なのですが2年生との絡みをもっとやってほしいです!できれば乙骨先輩もみたいです…。これからも更新頑張ってください! (7月26日 19時) (レス) id: cbde72f558 (このIDを非表示/違反報告)
みかん大福(プロフ) - しろりんさん» しろりん様、ご指摘ありがとうございます……!!全て修正させていただきました!本当に助かります!!嬉しいお言葉まで……!本当にありがとうございます🥰 (2022年9月14日 22時) (レス) id: d2d3b923b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みかん大福 | 作成日時:2022年7月3日 16時