38.新たな領域へ ページ38
YOU side
新田さんと一緒に橋の下まで降りてきた。新田さん曰くここら辺なのではないかと、言っていたがちょっと不気味な感じはするけど周りに呪霊はいない。
………うーーん
でも、ここしか候補がないのだからなんとか探し出すしかないのか………。新田さんと一緒に辺りを見回る。
「どうっすか？何か不思議なところとかあったっすか？」
『うーん、あまりないで………す………！？？？』
ごめん新田さん。新田さんと話しながらなんとなく川を渡ろうとしたら………
「クハッ………！！」
いつのまにか血だらけの恵くんと強そうな呪霊が目の前に居ました。奥空A、とてもびっくり。
やばい、とにかく領域展開するか、と思った時、頭の中で待て、という声がした。
『おいおい、宿儺さん、今になってお出ましですか』
「なんだ、最近馴れ馴れしくないか？小娘がときが」
小娘呼びが癪に触るが今はそんなことどうでもいい。今は一刻を争う。宿儺の言うとおりにしていたら恵くんが危ない、そう思って合掌を作ろうとした時、また宿儺の私を止まる声が頭の中に響いた
『ちょっと静かに___』
してて
私がそう言おうとした時目の前を何かが飛んだ。
……え？？
その先を見るとそこには壁に打ち付けられて瀕死状態の恵くん。
喉の奥がヒュ、っとなった。
待って。
待って。
お願いだから待ってくれ。
なんで私は宿儺の言葉を一瞬でも聞き入れたんだ？さっき領域展開をしたら呪霊は弱体化したじゃないか。
また、私は同級生を失うのか。
私は急いで恵くんに駆け寄った。
『恵くん！』
そう彼の名前を呼んでも反応はない。呼吸はしている。まだ生きてはいる。
反転は私には使えないから一般的な応急処置をして、とにかくここから出よう。
そう思った時、呪霊が視界の端で動いたのを見た。
『邪魔しないでくれない？』
「ギィィ！！！」
呪霊が襲いかかってきた。拳を掴み、呪霊を床に叩きつける。
それでもまだピンピンしている呪霊。これ、特級じゃん……そう思いながら一旦応急処置を中断して合掌をつくる。
『領域展開、呪力雲隠』
なぜかこの時は宿儺は何も干渉してこない。それどころか、心なしか私の中の宿儺の呪力が喜んでいるような気もする。
まぁ、とにかく恵くんを…！そう思って恵くんに視線を移すと恵くんは笑っていた。
『え？……恵くん？』
「………領域展開、嵌合暗翳庭」
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みかん大福(プロフ) - 麗華さん» 麗華さん、リクエストありがとうございます！そして、返信遅くなってしまって本当に申し訳ないです！ぜひ書かせて下さい！ (3月26日 14時) (
レス) id: c872eeaaf1 (このIDを非表示/違反報告)
麗華(プロフ) - お話と設定がすごく好きです！リクエストなのですが…九十九由基さんとの絡みをやって頂きたいです！ (8月11日 1時) (レス) @page44 id: bc106b5b68 (このIDを非表示/違反報告)
みかん大福(プロフ) - ナミさん» ナミさん、リクエストありがとうございます！書かせていただきます！ (8月6日 12時) (レス) @page44 id: c872eeaaf1 (このIDを非表示/違反報告)
ナミ(プロフ) - すごく面白いです！リクエスト(?)なのですが２年生との絡みをもっとやってほしいです！できれば乙骨先輩もみたいです…。これからも更新頑張ってください！ (7月26日 19時) (レス) id: cbde72f558 (このIDを非表示/違反報告)
みかん大福(プロフ) - しろりんさん» しろりん様、ご指摘ありがとうございます……！！全て修正させていただきました！本当に助かります！！嬉しいお言葉まで……！本当にありがとうございます🥰 (2022年9月14日 22時) (レス) id: d2d3b923b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかん大福 | 作成日時：2022年7月3日 16時
