3.復活 ページ3
五条 side
正直こんなに早く生徒を失ってしまうとは思わなかった。
解剖室で硝子と伊地知、そして2年担任の傑と一緒に冷たくなってしまった悠仁を眺める。
これは罠だ。上層部が仕掛けた罠。
いくらAが呪霊を弱体化させてくれたって強いのはいるし、やっぱり呪術師は多忙だ。でも、一年3人に死亡しているかだけを確認させる任務だなんてあまりにも不自然だ。
いっそのこと上の連中を全員殺してやりたい。
あまりの悔しさと不甲斐なさに思わず口を噛み締める。
「解剖…始める前にAをどこかに移そうか」
「そうだね」
呪術師の最後は悲惨だ。形が残れば万々歳。つまり何が言いたいかと言うと解剖をすることもご無沙汰だった訳でこのあまり使われることのない解剖室にAの身体は丁重に管理されていた。
流石にいくら昏睡状態だからって解剖をAをここに置いたままするわけにはいかない。
「Aさん、どこに移動されますか？」
「僕の部屋」
「「それは無い」」
僕が自分の部屋を提供してあげると言ったのに同級生2人は即否定してきた。伊地知ですら「それはちょっと……」と恐る恐る言っている。君たちは僕のことをなんだと思ってるんだね？？
「学長の部屋にしよう。広いしセキュリティバッチリだし」
確かにあの凶暴なぬいぐるみたちがいるからセキュリティはバッチリだ。
「じゃあ、ちょっと僕運んでくるね」
一回、頭を空っぽにしたい気分だった。
「まってまって。なんで悟が行くんだい？私が行くから教え子の最後を見守りなよ」
「このドスケベども。私が運ぶから虎杖を見てなさい」
「硝子、私に向かってスケベは聞き捨てならないな」
「ちょっ、ちょっと待ってください」
僕達の間に伊知地が入ってきた。
その伊知地の顔には少しの心配が入ってるような気がする。
そういえば、硝子も傑も………
あぁ、わざとか。わざと生徒を失った僕を気遣っていつも通りに明るくしてたのか。
親友の分かりづらい優しさに気づいたがあえて気づかないふりをして「伊地知にお願いしようかな」だなんて言ってみる。
伊地知が突然のことにドギマギしている中、僕はフーッとため息をついた。
もうそろそろ向き合わなくては。僕の生徒の死に。
そう思った時、
「ん」
目の前にいた悠仁がムクッと当たり前のように起きた。
えっ………？！
「……悠仁、おかえり」
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みかん大福(プロフ) - 麗華さん» 麗華さん、リクエストありがとうございます！そして、返信遅くなってしまって本当に申し訳ないです！ぜひ書かせて下さい！ (3月26日 14時) (
レス) id: c872eeaaf1 (このIDを非表示/違反報告)
麗華(プロフ) - お話と設定がすごく好きです！リクエストなのですが…九十九由基さんとの絡みをやって頂きたいです！ (8月11日 1時) (レス) @page44 id: bc106b5b68 (このIDを非表示/違反報告)
みかん大福(プロフ) - ナミさん» ナミさん、リクエストありがとうございます！書かせていただきます！ (8月6日 12時) (レス) @page44 id: c872eeaaf1 (このIDを非表示/違反報告)
ナミ(プロフ) - すごく面白いです！リクエスト(?)なのですが２年生との絡みをもっとやってほしいです！できれば乙骨先輩もみたいです…。これからも更新頑張ってください！ (7月26日 19時) (レス) id: cbde72f558 (このIDを非表示/違反報告)
みかん大福(プロフ) - しろりんさん» しろりん様、ご指摘ありがとうございます……！！全て修正させていただきました！本当に助かります！！嬉しいお言葉まで……！本当にありがとうございます🥰 (2022年9月14日 22時) (レス) id: d2d3b923b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかん大福 | 作成日時：2022年7月3日 16時
