主の元へ ページ8
side薬研
警報アラームが鳴り響く
耳障りな音だ..
秋田「ひっ」
「しっ」
いきなりの事で驚いた五虎退と秋田を宥める
俺っちは後ろを振り返り、下を指さす
「この警報は、外の奴等がやった...俺っち達への負担を減らす為にな......だから早く行くぞ」
頷くみんなを見て、俺っちは再び匍匐前進する
しばらく進み、排気口の網を蹴り破る
乱「ちょっと、薬研ー！？」
「降りるぞ」
叫ぶ乱を無視し、下へ飛び降りる
次々とみんなが降りてきて、全員降りた
「ここから先は排気口を伝って行けない」
廊下の角に身を潜め、チラリと様子を伺う
厚「どうだ？見張りはいるか」
「あぁ...４、５人来るぞ」
談笑しながらこちらに来る奴等は、見るとこ事務系の奴等だろう
これなら落とすのは簡単だな
「厚、愛染..今剣」
三人は既に短刀を抜いていた
「任せる」
俺っちが言うと同時に飛び出した三人
廊下の向こうから悲鳴が上がり、そして止んだ
今剣「いまですよ！」
厚「早く来い！」
角から出ると、男達は三人に縄で縛られている
気を失っているみたいだ
「..このままなら」
すぐ...大将に会える
────────────────────
side燭台切
短刀達が排気口へ入った直後
アラームが鳴り響いた
恐らく、みんなが進軍したんだろう
鶯丸さんの指示で
僕と長谷部君も排気口の口を閉めて
門から敷地内へ入る
そこは既に戦場だった
各方面から土煙が上がり、怒声が飛び交う
「あっ」
すぐ目に入ったのは、第一部隊だった
彼らは三日月さんと鶯丸さんの二人
だけど、他より素早く、続々と出てくる敵を
簡単に切り伏せて中央へ進んでいく
足が止まっていなかった
ひたすらに前を向き、進んでいる
長谷部「俺達も行くぞ、燭台切」
長谷部君の声で我に返り、頷く
「OK」
目指すは主の元
短刀達が向かった、収容所へ
いざ..！
────────────────────
出して欲しいキャラがいたら..
リクエスト待ってます(´・ω・｀)
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柚癒 - この作品を読むのが楽しみだし、いいお話だと思います。ありがとうございます。 (2021年4月21日 19時) (
レス) id: fce13a6c36 (このIDを非表示/違反報告)
千羽鶴 - え、終わり…終わり！？ (2020年4月22日 15時) (レス) id: bd44181088 (このIDを非表示/違反報告)
宍添 - 面白すぎて続きが気になります！更新待ってます！ (2019年3月10日 21時) (レス) id: 75944ab9a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2017年12月20日 17時
