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Aが自分の腹を斬りさいたのだ。
ただしくは、腹から肩にかけて刃を引っ張った。
『あは、は…目が覚めましたよ…!』
軽く血を吐くと再び地を蹴った。
もう少しで、刃が首に届くというところで
刀が弾かれた。
弾かれた刀が宙を彷徨い、床に刺さる時
Aも同時に倒れた。
そして目を瞑って天井に…空にいう。
『あ゛ー…負けた負けた。全身全霊尽くしたのにな…』
寝転がったまま暮人を見る。
『殺してもいいよ?
もう疲れたから。』
何が疲れたのか、と聞くまでもなく
「…」
『…』
Aは何もしゃべらなくなった。
死んだ
のではなく、寝たらしい。
微かに寝息が聞こえる。
しかし、傷からがとめどなく鮮血が溢れる。
「深夜、コイツの手当てをしてから部屋に連れてけ。」
「はいはい。で、結果は?」
「合格だ。」
「だろうね。まさかあんな、志なんて言葉も知らなさそうな子供が自分の腹を切り裂くなんてめったにないからね〜。」
「…いい駒ができたな。」
暮人、そしてグレンの口角があがった。
『んにゃ‥zzz』
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流星(プロフ) - ファイト!(* ̄0 ̄)/ オゥッ!! (2016年1月13日 18時) (レス) id: 6de36c9df2 (このIDを非表示/違反報告)
白野威(プロフ) - 流星さん» 小説見てくれたんですね!!面白いだなんて勿体ないお言葉!!;ありがとうございます!!!頑張ります!! (2016年1月12日 19時) (レス) id: 7143424c77 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - どうやったら、こんなに面白い作品が作れるんですか!?更新頑張ってください! (2016年1月12日 18時) (レス) id: 6de36c9df2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:照昇 | 作者ホームページ:http://ginngatannpennsyuu
作成日時:2016年1月5日 4時