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その時、


『っ…』

咄嗟に身体をずらす。



ヒュンと風を斬る音と共に、今まで私がいた場所には椅子が落ちてきた。



バキッと粉々になった椅子を見てから飛んできた方を睨むと




「ッ…化け物‼」




試験官…



『またお前か…‼んならお前を人とは言えない化け物の姿にしてやるよ…!』




「ひっ!」




刀を抜いて突っ込んできた。




あぁ、結局コイツも



ザン!




暮人より、グレンより、深夜より…




『あの3人より、弱い。』

グレンと深夜は戦わなくても分かる。

異常な強さだって。




鈍い音と、人が倒れる音。



バシャ、と生暖かい者が頬につく。



でも、だからこそ…





『殺す価値があるんじゃないか。』








「キャー‼」



「逃げろ‼」



周りにいた奴が扉に向かって走りだす。


ついでに…

と刀の血を振り払って残りの奴らの方へ走る。





そこに、なにか札みたいのが落ちてきた。





ソレは私の目の前で軽く爆発を起こす。



『ぐ…!』


後ろに2、3歩下がると





「おーおーおー。やってくれてるなァこの暴れ馬。」


ニヤリと笑って、上の柵に立つ…


『グレン〜…』


グレン…

思わず私もにやけてしまう。


  ―強い奴と戦いたい―




「試験官一人瀕死にさせて…血を見て楽しいか?」



その問いに大きく笑った。



『あぁ、血を見ると興奮するよ…でも弱い奴じゃぁ足りない…!!
強い奴を斬って、殺して…その達成感が




私は大好き。』




「はっ、怒りで狂ったか?」




『ほざけ。怒らせたのは誰だっけ?』



「俺は寝てたから知らん。」




『嘘つけ。起きてただろ。』



「…」







『んで、私。試験官ってか、人斬っちゃった。どうなるかな?』




「…牢屋行きだろうな。」





『…そっか〜。

お前は私を捕まえる為に来たの?』



「ま、そうだな。」





『ふーん…




じゃあ、捕まえてみれば?』



リアル鬼ごっこ開始。

第六章 〜”リアル”鬼ごっこ〜→←第五章 〜血〜



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流星(プロフ) - ファイト!(* ̄0 ̄)/ オゥッ!! (2016年1月13日 18時) (レス) id: 6de36c9df2 (このIDを非表示/違反報告)
白野威(プロフ) - 流星さん» 小説見てくれたんですね!!面白いだなんて勿体ないお言葉!!;ありがとうございます!!!頑張ります!! (2016年1月12日 19時) (レス) id: 7143424c77 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - どうやったら、こんなに面白い作品が作れるんですか!?更新頑張ってください! (2016年1月12日 18時) (レス) id: 6de36c9df2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:照昇 | 作者ホームページ:http://ginngatannpennsyuu  
作成日時:2016年1月5日 4時

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