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story9 ページ9

「おい、本当にもういいのか?」




甲板でシャンクス達が心配そうに聞いてくる。




『はい、丁度いい気温なので。』


「いや、そういう意味じゃないけど…」






『では、ありがとうございました。赤髪海賊団。』



船首に立ったAは振り返りほほ笑む。



「ていうかお前まさか海渡ってくきか?」



「そういうことならやめとけよ。次の島まで乗ってけって。」



『いえいえ、まさか。それに万が一落ちたとしても私は能力者じゃないので大丈夫です。』



まあ、泳げないんですけどねー!

と心の中で付け足す。






『本当に、ありがとう。いつかこの恩は必ず返しに来ます。』



「は、鶴の恩返しってか?」



「その理屈でいえば怪我させたのはおじいさんでそれ治したのもおじいさんというかなり最低な奴になるぞ。」



「うるせえw」




『あは、上等な酒でも土産にまた来ます。』



「おう。頼むわ。」




「最後に…」と、A。




『次は殺します、シャンクス…そして赤髪海賊団。』




Aが船首から飛び降りた。





「は、え‼消えた!?」

慌てるシャンクスに男は



「馬鹿。上だ。」




上を見れば




「うお、でけーな…」



大きな鳥に乗って船とは反対方向に進むA。


あ、と思いだしたように叫ぶ。




『もしも父さんを見つけたら私が探してるって言っといてくださーい!』

“父さん”


そういえば会話中にもでてきたような…


「そういえば、お前の父さんって誰なんだ!?」



シャンクスもAに叫ぶ。





『ミホーク…ジュラキュール・ミホーク‼』



それこそ子供の笑顔でそういったのだ。






「「は、はああああああ!!?」」


「あれ、そういえばアイツブラッテッド・D・Aって1億の賞金首じゃ…!?」


「ちょ、待てってA‼;もうちょい詳しくッ…」



「はぁ!?あのクソチキン(鳥)スピード上げやがった!撃ち落としてやろうか!」




船に叫び声が響く。





Aは反対へ向かう賑やかな船に微笑み




『またいつか、お会いしましょう』



誰にも分からない声でつぶやいた。

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- 続きが気になってます!更新頑張ってください! (2018年5月3日 21時) (レス) id: 27f83a95ac (このIDを非表示/違反報告)
白野威(プロフ) - 人間失格さん» ありがとうございます!!更新頑張ります!! (2016年8月17日 1時) (レス) id: 3d1ec451e6 (このIDを非表示/違反報告)
人間失格 - すごい面白いです ! 更新楽しみにしてます! (2016年8月16日 10時) (レス) id: 40f03127af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沈月 | 作者ホームページ:http://ginngatannpennsyuu  
作成日時:2015年12月7日 18時

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