story4 ページ4
「霧隠れのAだって…!?」
「この島に来てるらしいわよ」
「海軍に連絡しろ‼」
『っ…!』
霧隠れのA、あるいはブラッテッド・Ｄ・A、あるいは…＿＿＿
ジュラキュール・A…。
彼女は海賊ではない。
しかし、悪人…
そして理性をなくした時に人を斬り過ぎたことにより指名手配をされてしまった哀れな少女。
『追手はまだ来ていない…!この島から出ないと…!』
フードを被り直し走って港に向かう途中、
ﾄﾞﾝｯ
誰かにぶつかった。
『すいません不注意でした…』
では、と顔が見えないようフードを深くかぶり
再び港へと走り出した。
どこか懐かしい匂いを感じながら…
?「A…」
・
・
『いょっとぉ…!』
小舟に乗り込んだAは素早く縄をほどき
その島を後にした。
小さくなっていく島をボーッと見つめながら
『父さん…』
無意識に出た言葉。
口癖になっているのだろう。
『次は…ここからだとこの島が近いね…』
地図で確かめてからその方向に舟を漕ぎ出した。
『いつ会えるかな、父さん…』
懐から取り出したメモ帳に目を通すと
【××島】
先程の島の名前に横線を引いた。
これで１５島目…
次の島には、何か情報はあるだろうか…。
そして…
『もっと、名前をあげないと…』
Aの偽名に「Ｄ」がつく理由…
それは「Ｄの意志を継ぐもの」という感じに、海軍で少しは有名になるかも
というAの考えだった。
『海軍まで…七武海まで名前を轟かせるには
もっと、もっともっともっと名をあげないと…‼』
そうすれば、あっちから来てくれるかもしれない。
Aは刀を握りしめ
深い夢の世界へ堕ちて行った…＿＿＿。
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蕾 - 続きが気になってます！更新頑張ってください！ (2018年5月3日 21時) (
レス) id: 27f83a95ac (このIDを非表示/違反報告)
白野威(プロフ) - 人間失格さん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2016年8月17日 1時) (レス) id: 3d1ec451e6 (このIDを非表示/違反報告)
人間失格 - すごい面白いです ! 更新楽しみにしてます！ (2016年8月16日 10時) (レス) id: 40f03127af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沈月 | 作者ホームページ：http://ginngatannpennsyuu
作成日時：2015年12月7日 18時
