【2j3j】社畜さんと過ごす日々【ysr】

気持ちはチョコレートで ページ27

会社の先輩後輩(付き合ってない)

ー朝ー
「ん？どうした？…すまん、今忙しいから後にしてくれ。」

ー昼ー
「またお前か、まだ終わってないからもう少し待てるか？」


ー夜(残業中)ー

「あれ？お前まだ帰ってなかったのかよ……そういえば俺に用があるとか言ってたよな。用って何？」

「チョコ？あぁ、ありがと。」

「………え？ん？は？(チョコレート？！今日何日だ！2月の14!?…いやいやいや！なに期待してんだよ!あれだろ…どうせ！同じ部署の人にとか、義理だよな!?どう考えてもそうだよな!うん！)」

「な、なぁ…こ、このチョコレートってさ…？義理…か？…違う！？え、じゃあほ、本命…ってことデスカ…？マジで…？？(マジか〜…！信じられねぇ〜…いやからかわれてないよな？こいつは人を傷つけるような嘘とかつくやつじゃないしな…)」

「あ、いや、嫌だったとかじゃなくてだな…ちょ、ちょっと待ってくれ。脳の処理が追いつかん…」

「え？…じゃあお前俺の事好きって事で良いんだよな？…夢とか嘘じゃないんだよな！？……ちなみにいつから？」

「配属された日から一目惚れ…？……これから付き合うやつにこんなこと言うのもアレだがお前感性大丈夫か…？？どこが良かったんだよ…こんな奴の…。」

「ま、まぁその、選んでくれたんだから断る気はないけどさ？後悔しない？……不出来な男ですが、よろしくお願いします。」

「マジでありがと…(こんなに年食っても春ってくるんだなぁ…いや、遅すぎねぇ？)」

ー後日談ー

「なぁ、これ手作り？…俺のために、ねぇ？いや今まで義理チョコすら1回くらいしか貰った事なかったし…ましてや本命とか…しかも手作りなんて…人生最高のバレンタインだわ。今食っていい？」

「…うっま！お前これほんとに手作り！？高級店とかで出されても違和感ないだろ…！こんなブラックに務めるよりパティシエとか目指したほうが良かったんじゃねぇの？」

「…こっちのほうが良かった？何で？……俺に、会えたから…。お前よくそんな恥ずかしいこと言えるな…聞いてて顔熱くなってくる…でもありがとな。」

「…ごちそうさまでした。めっちゃ美味かった。…だからさ、お前が嫌じゃなければ毎年作って欲しいと思うんだが…どうだ？」

「よっしゃ！…あ、そうだこれお返しとかしなきゃだよな。あんま上手くできねぇかもだけど、待ってて。」

ホワイトデーの予約されちゃいましたね？


〜fin〜

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