【2j3j】社畜さんと過ごす日々【ysr】

優しい味 ページ17

熱を出したあなたを看病する彼の話
付き合ってる


築なぁ、今日遊べる?

築忙しいなら良いんだけど。

(いつもならこの時間爆速で返信してくるのに、どうしたんだ?)

築今なんか用事?だとしたらすまん。

「しょうがないか、返信来るまで暇潰すか…」

「お、電話掛かってきた。」

「もしもーし、返信遅かったけどなんかあった？……待て。お前声大丈夫か？もしかして風邪?」

「あー！無理して喋んな。今からお前の家行くから。待ってろ！」


数十分後


「おーい、大丈夫……じゃねぇよな。熱は？39!?高すぎだろ…薬とかゼリーとか色々買ってきたけど食欲あるか？」

「…あるんだな。じゃあゼリーとか食って薬飲んで寝るか。……え？俺の作ったお粥食べたい?…いいよ。
お前が熱出してるから特別な。」

「作ったぞ…自分で食えるか？…ん。食べさせてやるから大丈夫だって。…ほら、あーん。おいしい？良かった。ちゃんと食えたな、えらいぞ。」

「子供扱いするなって？悪い、風邪ひいたお前が可愛くてつい、ははっごめんな？」

「……よし！全部食えたな。じゃあ薬飲むか。……コップ落としそう？……お前なぁ…はぁ…分かった。じゃあとりあえず薬口に入れて？」

「…(コップの水を口に含む)…んっ……ちゅ……ぷはっ」

「…飲めたか？うん、良かった。じゃあ、おやすみ。」



ー後日談ー

あなたが寝てからも彼はずっとそばにいてくれましたよ。

「…俺にうつしてもいいから、早く良くなるんだぞ。…口移しじゃなくても俺がコップ持って飲ませりゃ良かったよな………まぁ、いいか。」

数日後 案の定彼も熱を出しました。


〜fin〜

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