【40】センラside ページ3
さ｢俺が受験の時、そこまで真面目にせんかったなぁ。｣
し｢でも坂田は一応、看護師の免許を持ってるんやろ。｣
さ｢うん。あれは頑張った。｣
う｢それと一緒だ。Aは今が頑張り時なんだから、俺らも協力して少しは我慢しねぇと。｣
セ｢俺らと話していたせいで大学落ちました、なんて事になったら洒落にならんからな。｣
し｢確かにそれは嫌だ。｣
｢しょうがねぇ。将来Aと遊ぶためだ｣と、決意を固めたように志麻くんは呟いた。
というか、
セ｢やっぱり、皆もAと遊びたいと考えてるんですね。｣
う｢当たり前じゃん。出来ることなら、今すぐにでも会いに行きたいっての。｣
そう言ったうらたんに驚き、思わず目の前にいる彼を見つめる。
坂田と志麻くんも驚いたらしく、箸を握っている手が宙に浮いたままになっている。
う｢…え。どうした、お前ら。｣
し｢いや…どうしたって。それは俺らの台詞って言うか…｣
さ｢うらたさんが珍しく、素直に会いたいって言うからビックリして…な？｣
坂田に同意を求められた為、それに頷くと｢あー…｣と納得したようにうらたんが声を漏らし、気まずそうにする。
う｢…悪いかよ。会いたいんだから仕方ねぇだろ。｣
そう言って何事も無かったかのようにご飯を食べるのを再開したうらたん。
しかし、よく見ると耳が赤くなっていた。
セ｢うらたん。もしかしてやけど、さっきの会いに行きたいって言ったの、無意識？｣
う｢…ちげぇし。｣
さ｢え！まじで！？無意識でそんなこと言ったん！？｣
う｢だから、違うって！｣
し｢素直になればええのに。別に隠す必要ねぇじゃん。｣
う｢あーもう、違うから！ほら！さっさと食ってリハを再開させるぞ！｣
とうとう耐えきれなくなったのか、いつの間にか食べ終わった弁当の容器を持ってうらたんは立ち上がり、楽屋を出ていってしまった。
その顔は今までに見たことのないような、真っ赤な顔をしていた。
し｢…うらたさんも、結構Aにご執心だな。｣
セ｢せやな。まぁ、俺らも人のこと言えんけど。｣
さ｢普段から素直になればいいのに。｣
我らのリーダーのツンデレ(もしくは天邪鬼)に呆れながら、俺らは目を合わせて苦笑いを浮かべた。
ふと、スマホの画面を見ると前に一緒に撮った写真が写っていて、思わずにやけてしまう。
…頑張ってな、A。
その後、再びうらたんが楽屋に来て｢さっさと食べろ！｣と怒号を浴びせてきたのはまた別のお話。
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八重桜(プロフ) - ゆみかさん» 初コメありがとうございます！やはりうらさんでしたか…(白目)教えて下さりありがとうございます！更新は遅めですが、頑張ります！ (2020年3月12日 3時) (
レス) id: 62b3e739f9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみか(プロフ) - 初コメ失礼します！確かうらさんって読んでいた気がします！とっても面白いのでこれからも頑張ってください！ (2020年3月8日 13時) (レス) id: bac69d1b88 (このIDを非表示/違反報告)
八重桜(プロフ) - そらるなさん» コメントありがとうございます！楽しんで貰えたようで嬉しいです！これからも更新頑張っていきます！ (2020年2月22日 5時) (レス) id: 62b3e739f9 (このIDを非表示/違反報告)
八重桜(プロフ) - over the rainさん» いつもコメントありがとうございます！無事に更新できました(汗)これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2020年2月22日 5時) (レス) id: 62b3e739f9 (このIDを非表示/違反報告)
そらるな - 最初から見ました！ すっごく面白かったです。 更新頑張ってください！ (2020年2月15日 18時) (レス) id: 4a84e506c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八重桜 | 作成日時：2019年9月23日 4時
