【20】 ページ29
その後ライブ会場の近くにあるラーメン屋が美味しいという情報を見つけ、そこに向かう。
その道中も色々と話しながら進んだ。
さ｢そういやAちゃんは何歳なん？｣
セ｢お前なぁ…。年齢を聞くのは失礼やろ？｣
『あ、特に気にしてないので大丈夫ですよ。年齢は18歳です。』
四人｢18！？｣
『？はい、そうですよ？』
し｢…てっきり中学生か
涼太さんの言葉に頷く他の四人。
そんなに幼く見えるのだろうか…。
確かに身長は低いが、まさか中学生と思われるなんて…。
う｢ま、まぁ。見た目はともかく、Aは礼儀正しいし、ちょっと抜けてる所あるけど基本はしっかりしてるから気にする必要はねぇと思うぞ。｣
さ｢俺もそう思う！｣
『…ありがとうございます。』
どうやら目に見えて落ち込んでいたらしく渉さんが声をかけてくれた。あと優さんも。
無意識に下を向いていた顔を上げ、笑いかけると二人は安心したように顔を綻ばせた。
セ｢あれ。18歳ってことは、受験生なん？｣
『あ、はい。受験生です。』
千歳さんの言葉に返事したあと、ライブに至るまでの経緯を説明する。
『気を抜くことが出来ない時期なのは分かっているんですけど、どうしても我慢が出来なくて…』
し｢なるほどなぁ。じゃあ、明日からはまた勉強だらけの日々に戻るわけだ。｣
『そうなんですよ…。すごく嫌ですけど、今日のライブで元気を貰ったので頑張らないと！』
セ｢…そっか。頑張ってな。｣
何故か嬉しそうに笑いながら千歳さんは私の頭を撫でる。
…また頭を撫でられた。
照れていると、｢俺も応援してるわ｣と涼太さんが背中をポンポンと叩き、｢無理はするなよ｣といって渉さんも肩をポンポンと叩く。
優さんは｢俺も！俺も！｣といって、飴玉をくれた。
『ありがとうございます…！』
皆さんのエールが嬉しくて思わず目に涙が溜まる。
お礼を言いながら笑うと、｢な、なんで泣くん!?｣と焦ったようにしながら優さんが涙を拭ってくれた。
セ｢それじゃあ、明日からまた勉強頑張れるように美味しいものを沢山食べようか。｣
し｢せやね。あ、Aの分は俺らが払うから変に気にすんなよ。｣
『え！いや、それは…』
う｢大丈夫だって、これでも一応大人だし。子供に払わせるほどケチくさくねぇよ。｣
さ｢気にせずに俺らに甘えて。な？｣
『…分かりました。』
ものすごく申し訳ないが、折角の厚意に甘えることにした。
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八重桜(プロフ) - 坂田家@ななみさん» 突然の告白ありがとうございます(笑)楽しんでいただけているようで嬉しいです。ぜひ充実した青春をお過ごしください(( 頑張って更新していきます！ (2019年9月22日 18時) (
レス) id: 62b3e739f9 (このIDを非表示/違反報告)
坂田家@ななみ - 好きです(((唐突 いつも楽しみにしています！ 私はまだ中学2年なので青春はこれからなのだｸﾞﾍﾍ(((殴 これからも頑張ってください! (2019年9月22日 12時) (レス) id: 2a6ac8898b (このIDを非表示/違反報告)
八重桜(プロフ) - もこ。さん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけているようで、とても嬉しいです！自分もあまり青春らしいことを経験してこなかったので、せめてここでは…と思い、楽しんでいる夢主さんを書いてみました。ちゃんと完結できるように更新していきます！ (2019年9月19日 4時) (レス) id: 62b3e739f9 (このIDを非表示/違反報告)
もこ。 - 初めまして。自分は学生ではないのですが、ウキウキとしてしまいました。青春というものをしてこなかったので、最初からキュンキュンしてしまい、夢中になって虜になりました！これからどんな風に進むのかが楽しみで、唯一の癒しになりました。応援してます (2019年9月18日 19時) (レス) id: 180e559c34 (このIDを非表示/違反報告)
八重桜(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけているようで何よりです！コールのご指摘もありがとうございます。後ほど修正いたします！ (2019年9月17日 18時) (レス) id: 62b3e739f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八重桜 | 作成日時：2019年9月4日 4時
