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8滴 ページ9

抵抗も虚しくそのまま車は発進される


移動中の車内はこれでもかと言うくらい静まり返っていて嫌気がさす


いつものヘッドフォンをして
今は聴きたくもない音楽を流して
眠くもないのに目を閉じる



2人からの視線を感じつつも
到着したのはポアロと言う名前の普通の喫茶店だった

2階にはかの有名な毛利小五郎の探偵事務所があるくらいで


あまりにも普通すぎる



よく分からないと呟けばすぐ横の階段の方から

少年の声が聞こえる

そして俺の目の前を通り過ぎた少年は


「安室さん!緑川さん!」


この2人を知っているようだった


バ「ああコナンくんもう帰っていたんだね、おかえりなさい。」
コ「こ、この人は?」


強ばった表情で焦ったように俺を指す少年
声は必死に平然を装ってるように感じた。

彼は何を知っているんだろう



それに安室に緑川…ね。

本名か、それとも偽名か

あの犯罪集団の一員なら一般人と関わる必要が何故ある?


『なぁ、俺にも1から説明してくれよ。
バーボンサン?何者だよ…一体なんなのお前ら。』

バ「…外では話せないから店に入ろうか
コナンくんも。君も聞いて損は無いはずだ」

さぁどうぞと扉を開け店内へと促される
看板をCLOSEに。そしてカウンター席へと案内される





差し出されたアイスコーヒーを飲みながら

隣からの視線へと思考を移す

…すごい睨まれてるけど
大層な嫌われようだなこの顔は


『なんもしてないんだけど……気分悪ぃな
不思議でたまらないのは俺の方だってんだよ。少年』


そう睨み返せば一瞬怯えたように見えた

バ「はいはい、そんな睨み合わないでください。落ち着いて2人とも。君は子供相手に大人気ないですよ」


元凶はお前らだし
落ち着けないから言ってんだと大袈裟に長いため息をする


『ちゃんと説明してくれよ?』


バ「まず僕の名前は安室透です。この姿ではここ、ポアロでアルバイトとして働いています。」

安「次に隣の彼は緑川唯。昨日黒崎くんが会ったあの女がいる組織一員のスコッチだ。今は死亡扱いで組織を離れている。」
コ「こ、この人に言って良かったの?」

『また酒の名前…ね
組織の人って言うならその人も、ひ…いや』

"人殺し"だなんて小さい彼がいる場で言う言葉ではないな

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設定タグ:名探偵コナン , 黒の組織   
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檸檬100%(プロフ) - 東雲虚さん» コメントありがとうございます…!最近やっと多忙だったのが落ち着いてきたので書き溜めてたものを少しずつですがゆーっくり更新していこうかなと…思っていますので良かったら続き読んでいってください (12月30日 15時) (レス) id: b8fa4246dd (このIDを非表示/違反報告)
東雲虚 - ジンとそっくりな主人公、、、続きがとても気になります!更新頑張ってください!! (7月9日 18時) (レス) @page10 id: 272de617c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:檸檬100% | 作成日時:2023年3月10日 14時

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