6滴 ページ7
君を監視をすると言えば
嫌そうに『理解できない』が『死にたくは無い』から
仕方ない、とどこか諦めたように笑う
絶対に納得できないだろうが
無関係なら彼の為だ
…こうやって嫌われていくんだな
胃を弱めた彼にお粥を作ってやれば
嬉しそうにどこか懐かしむように彼は笑った
完成し彼の前に皿を差し出せば
直ぐに食べ始めるが猫舌のようでかなり冷ましながら食べていた
お気に召したようで美味しいと感想を貰える
やはり彼は奴とは全然違うな
食事をする彼を眺めていると彼から話しかけられる
『ねえ、バーボンさんは
｢はい？｣
バーボンさんはなんで"そこ"にいるの？』
そんな事を真っ直ぐな目で聞かれるとは
微塵も思っていなかったから動揺してしまう
｢君には言えない｣
なんてわかりやすい言い訳を口に出せば
『無理には聞かないけれど、
あなたに"そこ"は似合わない』
と、困ったように言う
驚いたな…そんなふうに見られていたとは
でも
その一言でこんな地獄が救われた気がした
彼が食事を終え、自宅まで送る最中
助手席から欠伸が聞こえる
寝られては困るから、と
普段は何をしてるのかなど世間話始めれば
何とか家まで耐えたようで最後までしっかり案内をしてくれた
寝られても住所は確認済だから送ることは出来るが、
少しでも情報を集めれる方がいいからな
暫く走らせると彼の家の近くに来たので車を停める
『色々とありがとうございました』
「いいえ、とんでもない。おやすみなさい」
『おやすみなさい』
やはりお礼を言うんだな
彼が家に入るのを見てから手に入れた情報をまとめる
バーボン？「上に報告しておかないといけないな。
一般人を巻き込むなんて…本当にどうかしてる｣
…それにしても本当に似ていた
ﾋﾟﾋﾟｯ
｢風見。資料を送った、
"黒崎A"という男について調べておいてくれ」
風｢…分かりました。遅くまでお疲れ様です。
降谷さん。｣
｢はは、君もな。すまない…よろしく頼むよ｣
風｢はい。｣
彼の部屋の電気が消えている事をを確認して
幼馴染の待つセーフティハウスへと車を走らせた
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檸檬100％(プロフ) - 東雲虚さん» コメントありがとうございます…！最近やっと多忙だったのが落ち着いてきたので書き溜めてたものを少しずつですがゆーっくり更新していこうかなと…思っていますので良かったら続き読んでいってください (12月30日 15時) (
レス) id: b8fa4246dd (このIDを非表示/違反報告)
東雲虚 - ジンとそっくりな主人公､､､続きがとても気になります！更新頑張ってください！！ (7月9日 18時) (レス) @page10 id: 272de617c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬100％ | 作成日時：2023年3月10日 14時
