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5滴 ページ6

バーボンside


いつも通り任務完了したベルモットに足として呼び出される

しかし今日は少し違っていた


僕を待っていたベルモットの傍らに倒れている人
ベルモットに誰だと聞けば知らない子、と。
一般人を巻き込んだんだと瞬時に理解する

本当にこの女は好き勝手やってくれる


べ「面白いこともあるものよ」

そう言って彼?彼女?の被っていたキャップを外す

「は?」
べ「そう…私そういう顔が見たかったの
なのにジンと来たら_____

文句を言うベルモットの言葉はもう頭に入って来やしない
目の前の彼は幼いがジンと容姿が瓜二つだ
血縁がいたのか、と最悪の状態について考えていると

べ「まぁこの子はそっくりなだけで彼とは全く関係ないのだけどね」

全くの無関係だと?
信じられないとばかりに彼女の顔を見遣ればこんなことで嘘言わないわと吐き出された

「……驚きましたね。ここまでの他人の空似があるとは」
べ「ええ、だから拾ってきたのよ」
「強制的に、でしょう?」
べ「否定はしないわ」

それでこの子はどうするのだと問えば私の家にと言うので車の後部座席へと運ぶ

「随分と気に入りましたね…ジンに似ているからですか?」
べ「さぁ?…でもこの子はこの子よ。まぁ案外素質があるかもしれないけれど」


隣に座るベルモットはいい玩具だと言わんばかりの表情を見せる

厄介事が増えてしまった



数十分も走らせれば目的の場所に着いた
ベルモットは自分だけさっさと家に入って行った

気に入ってる割には自ら面倒を見ようとは思わないんだなと少々呆れてしまった

車内で話を聞いたところによると
短時間での過度なストレスで気を失ったのだろうとの事だ…確実に死体を見ている

倒れている彼には申し訳ないが
身元確認のために勝手に鞄を拝借する

「黒崎A、20歳…」

直ぐに免許証、学生証そして彼の顔の写真を撮りそのまま元に戻し彼を家まで運ぶ


その後、ベルモットにどうして彼を関わらせたか問い質す


「面白そうだから」「一般人なんて今更気にするの?」「殺してないだけマシ」


呆れ返る返答ばかり


すると部屋の外から階段の軋む音がした
即座に立ち上がったベルモットは扉を開け、彼を呼んだ


銃で脅すのは卑怯だろう


彼に身体は大丈夫かと聞けばケロッとした様子で頬の傷以外は大丈夫だと言う

なぜそう惨劇を見たあとで平然とできるのか不思議で堪らなかった…

彼はきっと強い子なのだろう




今も警戒は怠っていない様子だからね

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設定タグ:名探偵コナン , 黒の組織   
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檸檬100%(プロフ) - 東雲虚さん» コメントありがとうございます…!最近やっと多忙だったのが落ち着いてきたので書き溜めてたものを少しずつですがゆーっくり更新していこうかなと…思っていますので良かったら続き読んでいってください (12月30日 15時) (レス) id: b8fa4246dd (このIDを非表示/違反報告)
東雲虚 - ジンとそっくりな主人公、、、続きがとても気になります!更新頑張ってください!! (7月9日 18時) (レス) @page10 id: 272de617c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:檸檬100% | 作成日時:2023年3月10日 14時

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