4滴 ページ5
洗面所に案内され2人きりになったところで
彼が頭を下げて謝罪をしてきた
『その謝罪は受け取りますが貴方からは違います…彼女から欲しいんです……まぁ謝られた所で、ですが』
バ「そう、ですね。ご飯を食べたら君の自宅まで送るよ」
『ありがとうございます』
まぁ彼女の宣言通り生き返れたことだけは素直に感謝するとしようかな…なんて
バ「暫くの間は君の安全のために監視させてもらうぞ」
『人を殺すくせに安全なんて。到底理解できない』
鼻で笑えばぐうの音も出ないと乾いた笑いをするバーボンさん
にしても監視だなんて
バ「…死にたくないだろう」
『そうですね、簡単に死にたくありません』
じゃあご飯にしようか、と先にリビングへ戻って行った
褐色イケメンのバーボンさん
優しそうな人だったけどここにいるならあの人も…
ヒトゴロシ？
…考えたくないなそんな事
リビングへ戻ると彼女はいなくなっているようだった
どこへ？と問えば任務とだけ
『ふーん…バーボンさん何作ってるんですか？』
バ「胃に優しいものがいいでしょう？
なのでお粥を作ってます」
『お粥…ありがとうございます』
誰かに自分のためにと作ってもらうのは久々だなと少し笑みがこぼれる
バ｢さっきも言われましたがあんなことの後でお礼を言うなんて変わってますね、君｣
『それとこれとは話が別』
バ「そうですか…自炊するんですか？｣
『いきなりですね…人並みですがしてます』
バ｢そうなんですね｣
聞いといてそれだけか
バ「はい。出来ましたよ」
『ありがとうございます。いただきます』
出来たてをフーっと冷ましながらお粥を口に運ぶ
疲れた胃にちょうど良い優しい味だ
『美味しいです』
素直に感想を言えば｢良かった｣と優しく笑う彼は
やはり悪人だなんて全然見えなくて
『ねぇ、バーボンさんは』
バ「はい？」
『バーボンさんは
＿＿＿なんで"そこ"にいるの？』
今度は驚いた表情になった
それでもイケメンはイケメンなんだな
バ「……さすがに君には言えない、かな」
『ふーん…まぁ言いたくないこと無理に聞こうとは思わないけど…何となく、似合わないなって思っちゃって』
バ「似合わない、ね
…もう夜も遅いから早く食べてしまってくれ君が眠りにつくのも遅くなる｣
『ホントだ』
時計を見ると1の数字を指していた
その後急いで食べ、その後車へ乗り込んだ
家までナビゲートし彼と別れる
帰宅すれば疲れがドッと押し寄せた
すぐに寝てしまおう
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檸檬100％(プロフ) - 東雲虚さん» コメントありがとうございます…！最近やっと多忙だったのが落ち着いてきたので書き溜めてたものを少しずつですがゆーっくり更新していこうかなと…思っていますので良かったら続き読んでいってください (12月30日 15時) (
レス) id: b8fa4246dd (このIDを非表示/違反報告)
東雲虚 - ジンとそっくりな主人公､､､続きがとても気になります！更新頑張ってください！！ (7月9日 18時) (レス) @page10 id: 272de617c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬100％ | 作成日時：2023年3月10日 14時
