11滴 ページ12
コナンside
Aさんが帰った店内はすごく静かだった
｢随分と嫌われちゃったね僕達｣
安｢それも仕方ないさ｣
｢今日は何で彼を連れてきたの？｣
緑｢僕との顔合わせの為だよ。味方が誰か分かれば少しは気が楽だろうと思ってね、それで丁度よくコナンくんも来たってところ｣
公安の情報の限りでは赤の他人らしい。
今度赤井さんに彼について話を聞かないと
安｢コナンくん今日は何か食べていくかい？｣
｢ううん僕帰るよ。飯作ってくれてるみたいだから｣
緑｢そっか、またね｣
｢うん！それじゃあバイバイ｣
見送られながら探偵事務所へと帰る
彼を灰原にも会わせてみたいが気乗りはしないだろうな
*
*
次の日大学に向かえば昨日話題になったばかりの沖矢昴を見つける
見つかる前に違う道から行こうと振り返ると
後ろから声をかけられる
沖｢Aくん｣
『ハハ』
見つかってたらしい
『俺に平穏な日常はなくなったんだな』
沖｢急にどうしたんです？｣
『変なことに巻き込まれすぎて疲れてるだけ…』
読めないその
心内を見透かされているように感じて不快感を覚える
『そんなに見つめられたら穴空いちまうな』
沖｢おや、それは失礼｣
本当に読めない奴だ
無視して歩き出せば隣に来て歩き出す
こいつも俺じゃない誰かを見ているだけ
最近出会った人達も皆誰も俺を見ようとしない
『……好きで似てるわけじゃねぇっての』
ふと隣の足音が止まる
思っただけのはずが口に出ていたようで珍しく目を見開きこちらを見てくる
しまった
そう思うのも一瞬で
力強く手首を捕まれ人気のない場所へと連れていかれる
『沖矢、沖矢…痛い』
俺の迷惑は関係ないってか？
『……俺は逃げねぇって』
みんな、みんな自分のことばっかりだ
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檸檬100％(プロフ) - 東雲虚さん» コメントありがとうございます…！最近やっと多忙だったのが落ち着いてきたので書き溜めてたものを少しずつですがゆーっくり更新していこうかなと…思っていますので良かったら続き読んでいってください (12月30日 15時) (
レス) id: b8fa4246dd (このIDを非表示/違反報告)
東雲虚 - ジンとそっくりな主人公､､､続きがとても気になります！更新頑張ってください！！ (7月9日 18時) (レス) @page10 id: 272de617c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬100％ | 作成日時：2023年3月10日 14時
