gimmickgameな恋２ (ページ16)

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kazunariside

あーあ｡

Aの家から出てきちゃった………………………｡

だけど後悔したところで何もなかったことには出来ないことはわかっている｡

Aが誰を好きでも

俺がAのことが好きで大切にしたいと思っているかぎり

俺はAのそばに居たかったのに…………………｡

考え事をしながら歩いて行くと思い出の河原にたどり着いた｡

原因はアイツ……にもあるはずなのになんでこんなアイツとの思い出の場所に来てるんだ??

アイツに頼りたいってことか??

すると本当にやってきたからたまったもんじゃない｡

愛｢おー和だー!!!どうしたの??こんなとこで｣

口も聞きたくはないけど今は誰かに話しを聞いてもらいたい｡

和｢Aの家……出てきちゃった……｣

愛｢えっ!?まじ??なら私のとこくる??｣

和｢行かねぇから｣

愛｢アハハまじにした(笑)今は彼氏と同棲中だから駄目なのよねー!!あーまた遊びとか思ったでしょ??今度は真剣だから｣

和｢………｣

愛｢和はあんだけあの女が好きなんでしょ??私を振るくらい｡なら戻ればいいじゃない｣

和｢……………｣

愛｢まぁ､考えなよ｡愛梨はこれからダーリンとデート～～～｣

あんだけ俺に執着してたくせに………………………｡

愛｢もしかしてあれのせいで喧嘩したなら謝る｡あれはちょっと確かめたかっただけ､首筋につけただけで他は何もしてない｡それだけなの｡もう和のことはどうでもよくてちゃんとダーリンのこと考えれるか確かめたかった｣

和｢俺はだいぶ迷惑を被ったけど｡まぁいいよ｡お前のおかげでもう一度Aのもとへ帰る気になれた｣

愛｢じゃ時間だから!!和頑張りなよ｣

去っていく｡

帰ろうとしたら雨が振ってきた｡

なんかこの雨が俺の邪魔をするように思えてくる｡

雨は強く､すぐに俺の服と髪を濡らした｡

冷たい……｡

雨に濡れてしまうはもうどうでもよくなりぼっーとしていた｡

すると後ろでパサリと何かが落ちる音がしたかと思うと続いてドサリという音｡

振り向けば､よく知る

俺の大事な人が倒れていた｡

俺はすぐに駆け寄る｡