私のサッカー ページ15
倉間:｢なぁ､お前さ､サッカーやってたの？｣
ボールをつま先で胸の位置まで上げて､そこからリフティングを始めて､聞いてくる倉間｡
私は､少しためらいながら､｢うん｡｣と言った｡
倉間:｢どうりでな｡ お前､センスあるよ …っと｣
素直に私を誉めてくれた倉間｡
その言葉に､つい私も素直に｢ありがとう｡｣と言った｡
貴女:｢…倉間？｣
倉間:｢あぁ？｣
貴女:｢前に皆の前で､私の過去…､話したじゃない？ …それとは別にね､私がサッカーしてる理由……､聞いてくれる？｣
リフティングをしながら､チラッと私を見た倉間は､しばらくするとリフティングを止めて
倉間:｢いいぜ｡ 俺も色々と気になってる事があるからな｡ サッカー塔行こうぜ｡｣
と言った｡
･
･
･
倉間:｢で？話って何だよ｡｣
ミーティング室の椅子に前後ろで座った私達｡
今は本当なら授業中で､私達はここにいないはず｡
だから勿論､このサッカー塔には誰もいない｡
私と倉間の２人だけ｡
貴女:｢私ね､会いたい子がいるんだ｡｣
倉間:｢あぁ､そう言えばそんな事言ってたな｡｣
倉間はきっと､私が転入してきた日の事を言っているのであろう｡
貴女:｢私のサッカーはね､その子と私を繋ぐ､唯一のものなの｡
その子は､皆みたいにサッカーが大好きで､優しくてカッコよくて､強くて温かくて…｡
私の初恋の子…────｡
その子がね､いつも私に
『A！ さっかーやろうぜ！』
って言ってきて､最初は興味本意でやってみた｡
でも､そしたらどんどん楽しくなっちゃって､その子も私に教えながら
『Aは､いいせんしゅになれる！』
って褒めてくれてさ｡
すっごい嬉しかったの｡
だから私は､母親が再婚した後も､グラブのサッカーチームに入ってサッカーを続けた｡
勿論､小学校に入ってからも｡
だから､倉間がそういう風に感じたのかもしれない｡｣
そう…────
サッカーは､私と“典人”を繋ぐ､唯一のものなんだ｡
ラッキーアイテム
革ベルト
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ユキ(プロフ) - 初めまして!! この小説すっっごく面白いです!! 私倉間大好きなので、読んでてとても楽しいです(^^)この展開…続きが気になります〜! 応援してるので、これからも頑張ってください* (2012年3月8日 8時) (携帯から) (
レス) id: 066110bd13 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - お久(笑)そうだねぇ、一番静かになった時に限って鳴っちゃうんだもの！お腹空くんだけど…異常に量欲しがってるんだよね…今、お昼ご飯食べたばっかだけどもうお腹すいた(笑) 明日私立だわー！！(泣) (2012年1月28日 13時) (レス) id: a6a5eb5ad1 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 私一番後ろｗｗでもなぜか眠くないｗ 私もお腹すいちゃうよー！ごろごろ鳴る！食べてるのにおかしいなぁ… (2012年1月15日 22時) (レス) id: a6a5eb5ad1 (このIDを非表示/違反報告)
優里 - あい>>授業は寝てるよ！一番前だけどw 最近お腹が鳴っちゃってね､今も｡空きやすいのかなぁ？ (2012年1月12日 1時) (携帯から) (レス) id: f90c8ebf5e (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - でも一週間もなく学年末テストさorz 私も勉強中に力尽きてそのまま机に突っ伏して寝ちゃってるｗｗ寝ちゃえ！授業中も寝ちゃえ← (2012年1月11日 20時) (レス) id: a6a5eb5ad1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優里 | 作成日時：2011年10月11日 20時
