惚れ薬なんて効くわきゃねぇ。【黒尾鉄朗】

惚れ薬 ページ10

やばい、やばいやばい。

惚れ薬効かないとか思ってたけど、いや実際効いてないんだけど。

黒尾のお腹が一瞬見えた

いや、御褒美です眼福です。

じゃないや、演技演技。



『……鉄朗って呼びたい。』



惚れ薬効いてる風に装えー、装った上で自分の欲求満たせー

意地悪してくる黒尾まじ可愛い好き。



「いいよ、A。鉄朗って呼んでも。」

『ほんとっ！！？やったぁ！！！鉄朗大好きっっ！！！』



ギュッッと黒尾に抱きつく

すると、頭に手が置かれた

もう片方の手は私の背中に……って、抱きしめられ……！！！？



『鉄朗いい匂い……』

「そうかぁ？Aの匂いの方が好きだけど。」



なんっで！

そう！

トキメク台詞を恥ずかしげもなく……！！！！



『鉄朗の匂い含めて鉄朗が好き。大好き。』

「俺も……好きだよ、A。」



！？！？！？

えっ！！！？

いま、好きって言った！！！！？？



『……ほん、と……？？』

「大真面目」

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