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『煉獄くん、高校どこ行くの?』

『キメツ学園を目指している!』

『まぁ、地元だしね。あ、今日久し振りに道場お邪魔するね』



さり気なく、煉獄くんから志望校を聞き出し私もそこを目指そうと決意する

……ストーカーじゃないよ、チガウヨ



『都賀が来てくれるのであれば父上も喜ぶだろう!千寿郎も会いたがっていたのでな!』

『師範も千寿郎くんも暫くだからなぁ。門下生最近少なくなってきたから、師範落ち込んでない?大丈夫そう?』

『……うむ、確かに気が沈んでおられる!』



そんな会話をし、放課後に道場に向かえば、千寿郎くんが迎えてくれた



『Aさん!おひさしぶりです!』

『千寿郎くん久しぶり、大きくなったねぇ』



私が入門して暫くして千寿郎くんが産まれ、煉獄くんと共に彼と遊んだりもしていたため、彼は割と私を慕ってくれている

煉獄家の遺伝子の強さに一人で笑いつつ、師範の所在を尋ねる



『……何の用だ』

『師範!お久し振りです、門下生減りましたね!あ、千寿郎くん立派になりましたね』

『お前も道場に足を運ばなくなった癖に何を言う。それと、千寿郎は元々立派だ』



千寿郎に教えて貰って師範の元へ行けば、相変わらずの息子溺愛っぷりだった



『師範、受験終わったらまた来るんで勘弁してくださいよ。私一応受験生なんですよ?』

『……杏寿郎と同じ高校に行くんだな?』



師範に睨まれて一瞬怯むものの割と慣れてきた私は強かった



『煉獄くんの学生時代は私で埋まることでしょうね』

『くそ、あの時に直ぐに破門にしておくべきだったか』



息子大好きな師範にそう宣戦布告をすれば、過去のことを振り返ってうだうだ言ってる師範



『……過去に囚われてると瑠火さんに嫌われますよ?』

『喧しい!帰れ!俺の息子に手を出すな!』

『式で師範のことボロ泣きさせてやるんだから!ばーかばーか!』



瑠火さんの名前を出せば一瞬にして沸点に到達する師範、いや違うな、多分沸点の方から降りてきた

そのまま師範の部屋を後にすれば、瑠火さんと会う

今日は外堀埋めつくしデーだな、なんて呑気に考えながら瑠火さんに声をかける



『お久し振りです、瑠火さん』

『A。…あの子は大変だと思いますけど、頑張ってくださいね』



師範も瑠火さんも私が彼を好きだと知っているし、瑠火さんは応援してくれている

師範は、難あり。そもそも性格に難あり、許さんあの無精髭め

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me(プロフ) - ここまでノンストップで読んでしまいました・・・!とっっても面白いので応援しながら続編も待ってます!頑張って下さい! (2020年11月18日 10時) (レス) id: 47178bfabc (このIDを非表示/違反報告)
奏音☆色音(プロフ) - 教員編か、うん、この二人をまた見られるなんて、めっちゃ嬉しいです。そして母と父w (2020年2月15日 22時) (レス) id: 9c3c6c7419 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あだしの。 | 作成日時:2020年1月6日 8時

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