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「焦凍！何処にいる、焦凍！！」
バンッと勢いよく部屋の扉が開かれる。
……ここ、私の部屋だよ？間違えたのかな？
にしてももし私が着替え中だったらどうするんだ！
「お父さん部屋に入る時はノックしないとダメだよ！私が着替えてたらどうするの！」
「焦凍はいないのか」
「ねぇ私の話聞いてないでしょ！髭うるさい！」
私の話を聞かない父につい怒ってしまった。髭がうるさいのだ、ぼーぼー燃えてて、視覚的にも聴覚的にも。
「焦凍は何処だ」
「もう！！学校だよ、学校！二者面談の時期なの！受験生になったから！！」
「いちいち叫ぶな、鬱陶しい」
「も〜！！お父さんなんて嫌いだ！！掲示板にあることないこと書き込んじゃうよ？！」
流石にそれは困るのか、眉間に皺を刻んだ父。そして焦凍の帰宅時間を聞いてきた。
さてはお父さん私が怒ってる理由分かってないな？
まぁいいや、お父さんに怒ったところでどうせ分からないだろうし。
「そろそろのはずだけど」
「そうか」
そうかって何だよ、そうかって！！
ありがとうの一つや二つ言えないのか！
腹が立ったから、そのまま扉を閉めようともせず廊下を進み始めた父の背中に飛びかかった。父がびっくりしている。私の足でここまでのことが出来るとは思わなかったのだろう。
「離せ！」
「お礼言ってくれるまで離さないもん！！」
「何故礼を言う必要がある！ただのやり取りだっただろう！」
「じゃあ謝ってくれるまで離さない！」
謝罪に関しては何個かあるだろう。まず勝手に部屋に入ったこと。次に私の話を聞かなかったこと。最後に私の部屋の扉を閉めなかったこと。
なんて罪深い父親だ！
これは許せない！謝罪を要求する権利がある！
「わ、」
私が小さく声を上げると、父が暴れるのを辞めた。どうかしたのだろうか。
「お父さん、背高いね。地面遠いや。ていうかお父さん熱い」
個性で冷気を放っていると、父も落ち着いてきた。
なるほど、さては熱くて暴れてたのだな？
今度背中に乗る時は個性で冷やしながら乗ってあげよう。
「お父さんにおんぶしてもらったの初めてかも。どう？私軽い？」
「貴様の何も詰まって脳味噌が重いわけないだろう」
「お父さんよく結婚出来たね。今の他の女の子に言ったら多分クラスで総叩きされるよ」
あれ、そういえば私どうしてお父さんの背中に乗ってるんだっけ。
まぁ、楽しいからなんでもいいか！
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Jjj - なるほど...了解致しました。あと返信が遅くなって申し訳ない...もう6月．．．すみません。ありがとうございました。また他の作品もみたいと思います。 (2020年6月5日 21時) (
レス) id: 164c86cd11 (このIDを非表示/違反報告)
あだしの。(プロフ) - Jjjさん» 自分で再開することは可能ですが、如何せんネタと体力が底をつきまして…。この話の終着点は轟家の和解ですが、そこまで続けるとなると相当な文量になってしまうので、、。ごめんなさい、恐らく続きを書くことはないかと思います。期待に添えず申し訳ないです.......。 (2020年5月19日 21時) (レス) id: dfadfadefa (このIDを非表示/違反報告)
Jjj - |'ヮ')ﾁﾗ終わりになっていたら更新って出来ないんですか？？（なんか上からに．．．すみません(--;)） もんの凄い面白い？シリアス？感動？？してしまって．．．更新って出来ますか？？（何回もきいてしまってすみません。）出来ましたら返信お願いします。 (2020年5月19日 21時) (レス) id: 164c86cd11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あだしの。
| 作成日時：2020年5月19日 10時
