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「A、受かった」
先生に呼ばれてるから少し待っててくれ、と言われて大人しく参考書と睨めっこをしていたら、いつの間にか焦凍が教室に顔を出していた。そしてサラリと告げられた合格。
「うぇ、えぇ？おめでとう？なんかもっと普通はしゃがない？えぇ…？」
「1位じゃなかった」
「……あぁ、そういう」
多分アイツだ、と心当たりがあるのか盛大に顔を顰めた焦凍。カッコイイ顔なのに台無しだ。
「じゃあ、学校でその人倒せば1位だね！下克上だ！」
「……そうだな、高校では、必ず奴を否定するためにも」
そう言った焦凍の瞳は濁っていた。
いつか、また綺麗な眼をした焦凍と笑いたいなぁ。
…お父さんだって、家族なのにな。
「今日は、お姉ちゃんにお願いして、豪華な料理作ろ！私もお姉ちゃんの手伝いする！」
理由はまだ言わずにとりあえず今日の夕食豪勢にしよう、と姉にメッセージを送ってから焦凍と教室を後にした。
「A」
「なぁにー？」
「雄英、来るよな」
「受かったらね」
俺が絶対に受からせる、と私の手を握った焦凍。随分と熱心な弟を持ったのものだ。「じゃあ、焦凍が私を受からせてね」と他力本願な事を言えば、任せろと言わんばかりに握っていた手に力が込められた。
「……私たち中三だけど、手とか繋いでいいのかな？」
「双子だから良いんだ」
「そっか！」
家に着き、焦凍が姉に合格を報告する。姉は大喜びで、私を呼んで焦凍の為に美味しい料理を作ろう、と息巻いていた。
「Aも雄英行けたら、2人は3年間一緒だね」
「私達は双子だから、ずっと一緒なんだ。お姉ちゃんも一緒だよ、家族だもん！夏兄早く帰ってこないかなぁ、お父さんも。お母さんにも報告しないとね！」
「……週末、一緒にお母さんの所行こうか！焦凍の受験報告！」
「うん、行く！久しぶりだね、お母さんに会うの、楽しみだなぁ」
私も母のお見舞いに行かないわけではなかったけれど、小さい頃にあまりにもはしゃぎ過ぎたので必ず保護者同伴でないと病院に行けないことになってしまった。
私、もうそろそろ高校生になるんだけどね？
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Jjj - なるほど...了解致しました。あと返信が遅くなって申し訳ない...もう6月．．．すみません。ありがとうございました。また他の作品もみたいと思います。 (2020年6月5日 21時) (
レス) id: 164c86cd11 (このIDを非表示/違反報告)
あだしの。(プロフ) - Jjjさん» 自分で再開することは可能ですが、如何せんネタと体力が底をつきまして…。この話の終着点は轟家の和解ですが、そこまで続けるとなると相当な文量になってしまうので、、。ごめんなさい、恐らく続きを書くことはないかと思います。期待に添えず申し訳ないです.......。 (2020年5月19日 21時) (レス) id: dfadfadefa (このIDを非表示/違反報告)
Jjj - |'ヮ')ﾁﾗ終わりになっていたら更新って出来ないんですか？？（なんか上からに．．．すみません(--;)） もんの凄い面白い？シリアス？感動？？してしまって．．．更新って出来ますか？？（何回もきいてしまってすみません。）出来ましたら返信お願いします。 (2020年5月19日 21時) (レス) id: 164c86cd11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あだしの。
| 作成日時：2020年5月19日 10時
