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「おい待て、何勝手に失恋って決めつけてやがる」
ん？
まてまて、私自分には幻掛けられないよ？
「それってどういう……」
「頭悪ぃな」
「失礼な」
ちょっと待ってよ。
期待しちゃうじゃん。
「だって爆豪、B組の人に見つかったら嫌だって。二人きりのことろをさ」
「そりゃあ噂立つのが嫌だからに決まってんだろ」
ほら、嫌なんじゃん。
興味ない女との噂以上に迷惑なものって無いしね。
「テメェは勝手に決めつけすぎだ」
顔を上げ、彼の目を見つめる
何、どういうこと。
「まぁ、俺もだったらしいけどよ」
「まどろっこしいな！早く言ってよ！」
気になりすぎて、つい急かせば、ニヤリと笑い、昔の話を始めた。
コイツ……。
「お前、何かと俺のこと避けてただろ。話しかけてもスグ逃げるしよぉ」
「うっ…それはさぁ……」
「俺はテメェに嫌われてるって思ってたけど、そうじゃねぇらしーな」
ニヤニヤと顔を近付けてくる。
「ち、近いっんっ？！んぅっ、ぁ、ば、っんく…」
外灯に照らされた二つの影が重なり、外に響く少女の矯声は雨音にかき消された
「ぷはっ！ちょ、な、なな何し」
「どうやらテメェの幻じゃねぇみたいだな」
そういって、垂れた液を舐めとる彼
「好きだぜ、A」
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作者名：ギリア。
| 作成日時：2018年5月20日 19時
