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「爆豪、何してんの？」
偉い、偉いぞ私。
よく話し掛けた。
「あ"？見りゃわかんだろ！コロスぞ！」
やめて折角話し掛けた勇気を一蹴しないで！？
確かに見ればわかるけど！
「傘忘れたの？」
「だぁっ！いちいち確認すんなや！この幻女が！」
「ま、幻女って何！？」
テメェのことだろ、と睨んでくる彼。
雨だから？湿度100%だから？
皆より当たり強くないっすか！
「た、たしかに個性は幻だけど！私には名前があるんです！」
同じクラスに居ながらも、ろくに話したことはなかった為、自分がどのように呼ばれているのか初めて知った。
「うっせェ！さっさと帰れ！」
そんな風に悪態をつく彼に、自分の個性を知ってもらえていたことが嬉しくて、ついニヤけてしまう。
「テメェ何笑ってやがる！」
笑っていたことがバレて、より一層怒られる。
いや、短気すぎだし、そんな叫んで喉大丈夫？
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作者名：ギリア。
| 作成日時：2018年5月20日 19時
