自 意 識 過 剰 【 red 】

なかよく ページ11

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昨日の渋谷くんのせいで




ばくばく言ってる心臓を押さえつつ教室に入る。







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大「あ、橋本さんおはよー」




『あ、おはよ!!』








大倉くんの笑顔に和む。









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まだ、隣には渋谷くんいなくて安心。





どうせ、遅刻してくるよ…ね……








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大「それでなぁー」



『うん!!!』








大倉くんと他愛ない話をぺちゃくちゃぺちゃくちゃする。








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相当仲良くなった気がする。





だってね!だってね!





あの、学年でとてもとても人気な大倉くんが





私に向かって笑顔を見せてくれるんですもの。





何日か前までは斜め後ろから見てただけだったのに…









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ぽわーっとしてたら








「おはよ、A。」








って言う声と、





頭をガシッと持たれて





現実の世界へ。









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頭を掴んでる手の主をみると









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「し、渋谷くん？」







口は笑ってるけど



目はいつものようにギロッとしてる





私の中の要注意人物渋谷くん。








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