第六十三訓「人生にセーブポイントはない」 ページ13
前にはメイドさん達、後ろにはモップを振り回し邪魔な車を爆破させていく「くりんちゃん」。
もう私達に逃げ場はないというわけだ。
たまをここまで追う理由は研究所から大事な物を持ち出した為だと思われる。
神に等しい存在とか人間と同じだとかベラベラと喋りだした。
すると話を聞いていたたまは何かを思い出し、突然涙を零した。
機械が涙を流すなんて。
[やはり持っていたんですの〜渡すんですのォォ!!私達にィィ!!]
「くりんちゃん」とメイドさん達が一斉に襲いかかってきた。
銀時がバイクで突っ込み新八が投げ飛ばされ、たまの頭も新八の元へ転がった。
「源外のジーさんの所へつれてけ!!」
「でもっ!!」
「後でいくから早くいけェェ!!」
私も定春から飛び降り、銀時のお下がりであるカレー臭い木刀も装備する。
『新八!行くぞ!』
「Aさん!」
足止めしようとする「くりんちゃん」の口に神楽が傘を突っ込み、乱射した。
動きが止まり倒れた。
「しつこいネ、トンボ目玉」
「神楽ァァ!!早く乗れェ!!」
メイドさん達の間を定春にまたがった銀時がやって来た。
それに乗ろうとしたがガシッと何かに足を掴まれた。
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作者名:憐 | 作成日時:2014年3月12日 2時