【銀魂】坂田銀時が好きすぎて 短編集

常連さん 1 ページ2

A「うっわ、雨降ってきちゃった」



最近、甘味処で働いてる私からしたら、雨なんて最悪だ


外に出てる椅子を片付けたり、まずお客さんが少なくなるのだ



今日はひまだな



？？「あの〜すいません、雨宿りついでで、みたらし団子2つ」



びしょびしょになってる男の人が来た



A「すごい濡れてる！タオル使ってください、今持ってきますね！」



？？「あぁ、それはどうも」


どこか気が抜けたような人で、不思議と笑みがこぼれた


タオルを手渡して、席に案内してお団子を出す



A「ごゆっくり」



店長「よー。またあんたかい銀さん、ツケはいつ払ってくれんの」


銀さんっていうんだ、確かに銀髪だ


銀時「何いってんだよボケたか？この間全部払ったじゃねーか」



店長「いや払われてねーよ」



A「ふふっ」



あ、笑っちゃった



銀時「あんたは、娘じゃねーよな？こんなきたねー店主からは生まれそうもなく綺麗だわ」



店長「失礼だな」




今、綺麗っていった？！



そんなわけないか、きっと雨で変に聞こえただけだ



A「あっ、はい、Aといいます。
最近ここで働かせてもらってます」



銀さんは、自己紹介をしてくれて、万事屋をやっているらしい


銀時「んじゃ、またくるわ。つけといて」


店長「またかァァァ！」


既に銀さんは走り去っており



気づけば雨なんてやんでいた




それから結構なペースで、銀さんはお店に来てくれた



銀時「よっ。団子2つツケで」



A「銀さん、ツケてばっかいると借金地獄みたいになりますよ？」



銀時「いいんだよ、アレ、アレだから、必殺技使うから」



A「それはどんな必殺技なんですか？」



銀時「えっ、いや、まだAさんには早えな、10年後見せてやる」



A「それ絶対見せてくれないやつじゃないですか」



銀さんと話してると楽しい



それにお店が暇な時間に来てくれるから



銀さんと沢山話せて嬉しいなあ



他愛もない話をしながら、



銀さんが団子を頬張った時、口周りにタレが付いていた



A「あ、銀さん、くち...」



私は


その口についているタレを拭こうとハンカチを持って銀さんの方へ手を伸ばす




が、


途中で思ったのだ




めちゃくちゃ恥ずかしいことに



銀さんの目の前で手が止まり、



銀さんは驚いたような顔をしていた






つづく

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