坂道グループの妹になろう 第２章

デレデレ10割[与田さん]あしゅだっちょ様リクエスト ページ24

与田side

早めの反抗期なのだろうか?わずか5歳の、目に入れても痛くない可愛い可愛い妹が

甘えてくれなくなった。結構、悲しい


与[ほらA?保育園行こ?]

[ゆうきにいわれへんくたって行くし!]


そう強い口調で、舌をベーって出して私によく反抗する

大きなため息を吐いて、Aを保育園まで連れていく


与[先生、お願いします]

先[はい!ほら、Aちゃん。お姉ちゃんにいってらっしゃいって]

[フンッ]

与[全然大丈夫ですから。じゃあね]


全然大丈夫じゃない。内心、期待した

言ってくれるんじゃないかなって。そんなわけなかった。大ハズレ〜

.....はぁ。もしこれが、高校生になるまで続くと思うと恐ろしい...

そんな事を思いながら、マネージャーさんの車に乗り込む

車中で、"疲れてる?"って聞かれちゃった。ホントは愚痴を言いたかったけど飲み込んだ

これから仕事だから。公私混同はしちゃいけない

でも結局、忘れられないんだよなぁ

今日は、雑誌のインタビュー。確か、美月とみなみんが一緒だった

楽屋に入り、荷物を置いて、何度目かのため息を吐く


山[どうした?]

与[うぅ....美月〜]


美月に泣きつくように抱きついた。しっかり受け止めてくれる辺り、美月は優しい


梅[与田?どうしたの?]

与[もう....限界でございます..]

山[なにが限界なの?]

与[妹が反抗期ナウ]

山[何歳だっけ?与田の妹ちゃん]

与[わずか5歳]

梅.山[[5歳?!]]

与[ハハ...ですよね〜、その反応]


それから、しばらくお悩み相談をしてたら、携帯が震えた


与[はい、もしもし]

先[お姉さんですか?]

与[あ、先生。どうしました?]

先[Aちゃん、高熱を出してしまって...。今、お迎えをお願いしたいんですけど大丈夫ですか?]

与[....大丈夫です。少し遅れるかもしれないので...。すみません]

先[ありがとうございます。それでは、失礼します]



スタッフさんに、事情を話すと、今日はもともと延期になっちゃったからいいよって許可をくれた

私は急いで保育園に向かった

Aを引き取って家まで急いで帰る。Aの息は荒くて、頬を真っ赤だった


与[大丈夫?お粥作ってくるからちょっと待ってて]

そう言って、寝室を出ようとすると服の裾を掴まれる


[いやや....。ずっとここおって?A寂しいけん、手ぇ握って...?あかん?]


........。与田祐希、昇天します。


[なぁ、あかん...?Aのこと嫌い..?]



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