坂道グループの妹になろう 第２章

頼りになる[理佐さん&志田さん]楓様リクエスト ページ2

愛佳side

妹が握手会の度に、苦しんでるのは知ってる

でも、うちらがどうこう言って解決するわけでもない

今日も、全国握手会。Aは、むーとペア

二人とも、仲が良いから安心

そんな、浅はかな考えをしてた自分がとことん嫌いになる


Aside

握手会の度に、憂鬱になる

アンチばっかで、個別握手会ならまだしも、全握ほど嫌いなものはない

でも、アンチに泣いたり、文句を言ったらお姉ちゃん達のイメージにも関わる

だから、この3年間で鍛えた作り笑顔で対応する
それが、逆効果で


"ヘラヘラすんな!"


って、前怒られた


もうすぐで、始まる

うえむーの手を握る

握手が始まった。うえむーには笑顔で笑いかけるファンの方は

ボクとは握手せずに素通り。それが続いた

まだ、マシな方。


"理佐達のコネのクセに!"

"早く、欅辞めろよ!"

"いつまで、コネのこと隠すんだよ!
俺らに謝罪しろ!コネのこと、隠しててすみませんでしたって。
今すぐ、欅を辞めますって!"



泣いた。コネなんか使ってない

お姉ちゃん達によがったこともない。お姉ちゃん達に迷惑を掛けたくないから



一旦、休憩に入った

うえむーは、何も言わずボクの手を握る。暖かい

楽屋に入ると、あかねんとかゆっかーが声を掛けてくれる

赤くなった目を隠すように、慰めの言葉を軽く流して楽屋の端にうずくまる

すると、頭を乱暴に撫でられる。

上を見上げると、理佐姉がいた。理佐はボクと同じ目線までしゃがんでくれた

そしたら、愛佳まで来てくれた


理[また、なんか言われた?]

[....コネだって....]

愛[さすがに腹立つ。まだ、そんなことねちねち言ってんの?バカじゃない?]

[ボクが否定しないから...]

理[なんで?]

[だって文句を言ったらお姉ちゃん達のイメージにも関わるから...]

[それに反感を買いたくないし..]

愛[うちらなんか、反感買いまくってるよ?Aのアンチ全部否定してる]

理[私も。大好きな妹の悪口言われて、黙ってられないし]



本当にこの人達は頼りになる。

涙がぼろぼろ落ちる。それを拭ってくれる手が優しくてまた、泣きそうになる



後日、二人ともブログでアンチについて語ってくれて

それから日に日に、アンチは減っていくことも

ボクはまだ知らない



end...


楓様リクエストありがとうございました!

ご期待に沿えていれば幸いです。

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