ギフト27 新しい犬 ページ28
1日目
昨日は結局ほぼ眠れなかったA
箱がないことに落ち着かなすぎて笑顔もままならない
出来ても愛想笑い程度だ
「こっち来いよハコ〜！！」
「ギフトアイランドってなんでギフトショップしかねェんだ？」
「お前ら！ハコにあんまくっつくな！」
『…………フゥ〜〜〜〜…………』
そして相も変わらずまとわりついてくる船員達がうざった過ぎて虚無顔になっている
心の中では『早く帰りたいんですけどぉぉぉ！！！』と泣き叫びながら
美人なせいか、物静かなせいか、はたまた美人なせいか、どこにいても船員達が寄ってきてギフトアイランドに電話できない
『あなた様がこちらへ来てください。ギフトアイランドはギフトを買うためだけの島。ほかの店は必要ありません』
淡々と返してすぐ食事に戻る
そう、現在Aは食堂で料理を食べているのだ
なお、船員達に話しかけられてなかなか食事は進まない
「悪いなハコ」
『エース様が謝られることではありません。お気になさらず』
Aにそう言われて、エースが少しムッとする
「なんでエース様なんだよ。さっきはタメだっただろ」
『申し訳ありません、機嫌を損ねておりまして、敬語を忘れていたのです。本来エース様はお客様ですから』
敬語を使われているのが気に食わないのか、シュンとして机に頬を付ける
そんな姿に、Aがキュンとする
『あなた、わたくしの犬(人間)に似ていますね』
「犬？」
『撫でて差し上げます』
「うぉっ？！ちょっ待てッ」
Aがエースの頭をわしわし撫でて頭をぐしゃぐしゃにする
嗚呼…うちのわんこ達が愛おしい…しくしく…と、心の中で泣きながら
「や〜〜め〜〜ろ〜〜よ〜〜」
頭をグワングワンしながらエースが言う
それなりに撫でて平常心が戻ったAは、失礼いたしました。と謝って手を引っ込めた
「犬飼ってるのか」
『えぇ、大型のを5人ほど』
「5人か、面白い数え方するんだな」
『家族ですから』
わんこ達を思い出し微笑むA
それを見てエースは
「(………おれもハコの犬になりてェな…)」
と切実に思うのであった
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いふふぁん(プロフ) - こちらの小説を1度読んだ事があり、とても面白く心に残っておりました。それから約1年経ち、必死に探してやっと見つかりました…！！ハコさんの性格と小説自体の設定が本当に魅力的で惹き込まれました…！完結となっておりますが、是非とも続きが読みたいです…！ (1月9日 7時) (
レス) @page39 id: d3a9a324f0 (このIDを非表示/違反報告)
F - こういう雰囲気の主大好きです!続き楽しみにしてます‼️ (2022年11月27日 1時) (レス) @page39 id: 19cc797338 (このIDを非表示/違反報告)
ぺろ(プロフ) - 掌握ピエロちゃんのラストで泣いてから他の作品も４時間ぶっ通しで見させてもらってます！汗主さんのキャラとか世界観めちゃくちゃ好きです！ (2022年10月18日 17時) (レス) @page1 id: 2403205b0f (このIDを非表示/違反報告)
ぶるぅ(プロフ) - カミちゃん様からonepiece小説入りました……すごく好きです！ずっと気長に待ってます！ (2022年10月12日 7時) (レス) id: 750ae9344c (このIDを非表示/違反報告)
カミちゃん(プロフ) - 防弾チョッキ（初心者）さん» とりあえず完結にしましたけど作者の中でも終わってないです‼️‼️書けてないだけです‼️‼️(白目)気長に待っていただけると嬉しいでずーーー😭😭 (2022年8月23日 1時) (レス) id: 4e90030f17 (このIDを非表示/違反報告)
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