ギフト14 いい加減にしろ ページ15
＿＿＿ギフトアイランドに帰り、数日後
ドンッ
『は、ははーっ…お、落ち着いてください』
「落ち着けると思うか？何も聞かされねェで放置されたおれの気持ちが分かるか」
『え、えぇそれはもう、はい…』
現在、Aは何も聞かされずおいてけぼりにされたトラファルガー・ローに壁ドンされていた
「さて、どうしてくれる？」
『で、でしたら当店の希少なギフトを…』
「要らねェ」
『ですよね〜…』
どうしたものかとAが唸っていると、ローが何か思いついたようにニヤリと笑った
「なら、お前の顔を見せろ。それで今回の件は水に流してやる」
『も、申し訳ありませんが、顔をお見せすることは出来ません』
Aは顔を見せられないことを述べ、必死に頭を下げる
だが相手は海賊、Aの言うことを素直に聞くわけもない
「ならいい、勝手に見てやる」
『ちょ！ですからダメですってば！トラファルガー様！っっんも〜！！』
ついにAの怒りが頂点に達する
そして、Aが大きな声をあげたかと思えば
『ていっ！！』
「っゔぐ？！」
短い足でこれでもかと力を込めて、ローのゴールデンギフトに渾身の一撃を食らわせた
流石のローも膝から崩れ落ちる
「おま……え…！！反則……だろ…！！！」
『いいえ、トラファルガー様が執拗いのがいけないのです。＿＿＿いいですか』
Aはスゥッと息を吸って、今まで溜めていた言葉を放つ
『わたくしはここのオーナーにございます。今もショップの誰かがわたくしを求めて広い店内を歩き回っているのです。で、あなた様はなんでしょうか、勝手に取り付けた許可してもいない約束を破られたとイラついてわたくしの時間を割いて、これだから嫌いなんですよお前は』
「ん…な……ッ！？」
『わたくしと話したければギフトの一つや二つ、カウンターに持ってこられてはいかがでしょうか。ここはギフトアイランド。ギフトを買わないのなら来ないでください。お客様としてもクレーマーとしても来ないあなた様は大変目障りです。用がないのなら、どうか、今すぐにこの島を出てゆきなさい』
「＿＿＿」
完全に言葉を失うロー
オーナーとしての態度を取ったAは、それではごきげんよう！と元気よく言って店内へ戻って行った
ローは、と言うと
.
「ふっ……箱…屋……燃えるじゃねェ…か…」
人知れずAへの想いを更に膨らませていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 414人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いふふぁん(プロフ) - こちらの小説を1度読んだ事があり、とても面白く心に残っておりました。それから約1年経ち、必死に探してやっと見つかりました…！！ハコさんの性格と小説自体の設定が本当に魅力的で惹き込まれました…！完結となっておりますが、是非とも続きが読みたいです…！ (1月9日 7時) (
レス) @page39 id: d3a9a324f0 (このIDを非表示/違反報告)
F - こういう雰囲気の主大好きです!続き楽しみにしてます‼️ (2022年11月27日 1時) (レス) @page39 id: 19cc797338 (このIDを非表示/違反報告)
ぺろ(プロフ) - 掌握ピエロちゃんのラストで泣いてから他の作品も４時間ぶっ通しで見させてもらってます！汗主さんのキャラとか世界観めちゃくちゃ好きです！ (2022年10月18日 17時) (レス) @page1 id: 2403205b0f (このIDを非表示/違反報告)
ぶるぅ(プロフ) - カミちゃん様からonepiece小説入りました……すごく好きです！ずっと気長に待ってます！ (2022年10月12日 7時) (レス) id: 750ae9344c (このIDを非表示/違反報告)
カミちゃん(プロフ) - 防弾チョッキ（初心者）さん» とりあえず完結にしましたけど作者の中でも終わってないです‼️‼️書けてないだけです‼️‼️(白目)気長に待っていただけると嬉しいでずーーー😭😭 (2022年8月23日 1時) (レス) id: 4e90030f17 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
