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「いや、彼氏さんかな。
スポーツ東京の人でしょ？」
「あ、はい」
「なにか知ってるかと思ってさ」
今日にでも、
俊哉に聞いてみようかな。
そうこうしてる間に、
東京ドームに着いた。
「じゃあ、行こっか」
「はい」
八幡さんと共に、
慣れてきた東京ドームの入り口を通る。
グラウンドに着くと、
いつも通り練習を行っている
選手たちの姿が見えた。
あ、坂本さんだ。
辛そうな様子はない。
むしろ、選手たちを笑わせている。
「あー！
吉田〜！」
大声をあげながら
坂本さんがこちらに走ってくる。
「お疲れ様です」
「どないしたん？」
ニッコニコの坂本さんは、
昨日まで入院してたとは思えない。
「坂本さんの様子を見に…」
「そうか。
なら、俺はめっちゃ調子ええよ」
ほら、と言いながら
ジャンプをして見せる坂本さんは、
もはや野球少年だ(笑)。
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作者名：みかん | 作成日時：2018年5月23日 2時
