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玄関からしばらく歩いて部屋についた。足元の少し濡れたドレスを着替えるためクローゼットを開けようとして鏡の前を通った。
『あ、そういえば』
鍵のことすっかり忘れてた。
鍵を取り出して一番下の引き出しを開けた。
『何これ』
中身は日記と瓶。瓶の中には白くて丸い薬のようなものが入っている。
蓋を開けてみる。
『うげ』
鼻にツンとくるような臭い。
これは、絶対に人が飲むものの臭いじゃない。
日記も見てみたけれど文字が読めなかった。
『だよな…』
皇室に図書室があるだろうからショッピに聞いて文字が読める本を探そう。
『ん、なんだこれ』
手紙が挟んである。少しシワが入っていて、読んでいるときに力が入ったのだろうということはすぐに想像できた。
それからまた、日記をペラペラめくると最後の方になるに連れて文字がにじんでいた。
『あ…』
日記の最後のページに笑顔のコネシマ様の写真と金髪で赤い瞳の男性の写真がはさんであった。赤い瞳の人は高貴そうな服を着ているので婚約者の皇太子かもしれない。
『大事なんだろうな…』
開いたままの窓からまた潮風が入ってきて服が揺れて濡れた裾が足に触れた。
『冷た、あ』
この部屋に戻ってきた理由を思い出した。
慌てて引き出しのなかに瓶と日記を戻して鍵をかけ、鍵をもとの場所に戻した。
クローゼットを開きドレスを手に取る。水色のあまり装飾のついていないシンプルなものにして、ドレッサーにあったキラキラと光るネックレスとピアスをつける。
ピアスをつけるときこいつも穴空いてるのかと少し驚いた。
着替えて部屋をでる時少し嫌な予感がして着けたネックレスに魔法をかけた。
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ghost(プロフ) - froggy さん» この子がこれから幸せに過ごせるのか、それを楽しみながら見届けてくれたら嬉しいです！ (2023年1月3日 23時) (
レス) id: cb648d198f (このIDを非表示/違反報告)
ghost(プロフ) - シャドウさん» そう言って下さって嬉しいです！結末ははっきり決めてませんが、もっと面白くできるよう頑張るので楽しみにしていてください！ (2023年1月3日 23時) (レス) id: cb648d198f (このIDを非表示/違反報告)
froggy - 主人公くん、どうか幸せに過ごせますように、、 (2022年11月21日 17時) (レス) @page26 id: 6cf2e660e4 (このIDを非表示/違反報告)
シャドウ(プロフ) - 面白い！これからの展開がどうなっていくのか楽しみです！ (2022年10月7日 21時) (レス) @page7 id: f166cafd79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ghost | 作成日時：2022年10月4日 0時
