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脳の処理が追い付かない。
先程まで泳いでいたはずの体は全く濡れていなかった。
そして何故か女性用のネグリジェを着ている。
視界に入ってくるのはきらきらと輝く装飾の壁に、床に天井。
『どこだここ…。ん？』
自分の喉から出る声に違和感を感じた。
見知らぬ部屋の見知らぬベットで寝ていた体を起こしてベットから出る。
『はぁーーー？？』
大きい声をだしてしまったのは、壁とかと同じように装飾がなされた大きな鏡。ではなくそこに映る自分の姿をみたからだ。
"俺"じゃなかった。アズールとお揃いの銀色だった髪は金色に、短かった髪は腰まであって、海の色で好きだった目は夕焼けの地平線のようになっていた。フロイド、ジェイドとお揃いのピアスはついていなかった。
『これが俺？何で？』
俺が手を上げると鏡の中の俺も手を上げた。鏡に映るこれが俺であることは間違いない。
『ま、待った。マジカルペンどこだ！』
部屋の中を一生懸命探すも見つからない。
魔法使いにとって使える魔法が限られるというのは致命傷である。
いくつか得意な水属性の魔法を使ってみるがやはりマジカルペンがないからか複雑な魔法は使えなかった。
魔法でだした水は大きい音を立てて床を濡らした。
見知らぬ場所で目覚め、見知らぬ人間になっている。
『これからどうしよう…。』
と、唸っていると部屋がノックされた。
『えっ』
？「Aお嬢様？大丈夫すか？大きい音がしたんすけど？」
ノックをして入ってきたのは燕尾服を着た執事のような男だった。
茶色の柔らかそうな髪で、紫色の眠そうな目の男は心配そうな目でこちらをみていた。
『お嬢様…？』
俺は確かにこの男からそう呼ばれた。
『誰…？』
知らない男を警戒してマジカルペンを向けようとするが何もない手を向けただけだった。
あ、そうだ。ないんだった。
？「どうしたんすか？Aお嬢様？…頭でもうったんやろか」
不思議そうに俺を見る彼。もしかして、
『君さ、魔法使える？』
この世界には魔法がない…？
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ghost(プロフ) - froggy さん» この子がこれから幸せに過ごせるのか、それを楽しみながら見届けてくれたら嬉しいです！ (2023年1月3日 23時) (
レス) id: cb648d198f (このIDを非表示/違反報告)
ghost(プロフ) - シャドウさん» そう言って下さって嬉しいです！結末ははっきり決めてませんが、もっと面白くできるよう頑張るので楽しみにしていてください！ (2023年1月3日 23時) (レス) id: cb648d198f (このIDを非表示/違反報告)
froggy - 主人公くん、どうか幸せに過ごせますように、、 (2022年11月21日 17時) (レス) @page26 id: 6cf2e660e4 (このIDを非表示/違反報告)
シャドウ(プロフ) - 面白い！これからの展開がどうなっていくのか楽しみです！ (2022年10月7日 21時) (レス) @page7 id: f166cafd79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ghost | 作成日時：2022年10月4日 0時
