殺し文句とはまさにこの事。 ページ19
轟side
戦闘訓練は無事に終わり....とは言えねェが、特に大きな問題もなく終わった。
Aがくじ引きの結果、一人余ったためオールマイトと一対一で対決することになった時は、俺は気が気じゃなくて、心配でどうにかなりそうだったけど.....
「大丈夫、負けるつもりなんてないから」
惚れるかと思った。いやもう惚れてるけど。
Aの男前っぷりがあまりにも尊すぎてどうにかなってしまいそうだったが、Aの戦闘している姿をこの目に焼きつけようと、モニターをジッと見つめた。
Aはヒーロー役で、オールマイトはヴィラン役。核を回収出来たらAの勝ち。核を回収出来なかったらオールマイトの勝ち。
ちなみに、オールマイトにはハンデとして両足と両腕に重りをつけてある。
それでも、誰もがオールマイトが勝つと信じて疑わなかった。
.......訂正する。俺以外の奴、はな。
「オールマイト、そこ退いてください！」
Aは、個性で自分の力をオールマイトに匹敵するものに強化して、オールマイトと互角の勝負をして見せた。
結果、時間ギリギリのところで核は回収され、Aは見事勝利を掴んだ。
俺はその瞬間、感動で涙が出そうだった。
Aマジでカッコいい。もう好きだ。好きすぎて頭が可笑しくなりそうだった。
「へへ、限界超えてやりました！」
教室に戻って、そう言って笑ったAは、クラスの奴らから褒め称えられて、少し照れくさそうな様子だった。可愛い。
その後、Aは女子達に「Aちゃん一緒に帰ろー！！」と誘われていたが、「ごめん、また今度ね！」と言って俺のところまで駆けてきてくれた。
もうその時点でやばいのに、更には「焦凍、一緒に帰ろ！」と俺の手を引いてくれたときは、本当に死ぬかと思った。
帰り道で、いつも通りAの話を聞いていた俺だったが、突然Aが「.....私ね」と真面目な声で話し始めた。
「今日ね、正直オールマイト相手じゃ勝つのは厳しいかなって一瞬だけ思ったの。でも.....そう思ったとき、焦凍の顔が思い浮かんで、そんな考えはすぐ吹っ飛んだんだ。そんなんじゃ焦凍と肩を並べられるような、最高のヒーローになれないなって」
俺はこの時点で、喜びのあまり歓喜の声をあげそうで必死に耐えていた。
何だよその殺し文句。Aの尊さまじプライスレス。
「だから、今日頑張れたのは焦凍のおかげ！本当にありがとう」
.......しんどい。
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もちごめ - たまに焦凍が変態みたいになってるん草ァァァwwwwww (2022年9月18日 14時) (
レス) @page9 id: 5a093b30b2 (このIDを非表示/違反報告)
沙那(プロフ) - ここの焦凍はいいキャラしてますねwうちの焦凍と気が合いそうです(セコム度合い)とか主ちゃん思いな所とか (2021年4月2日 16時) (レス) id: 2ce4ed2139 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラ好きの人間。(プロフ) - 亀さん» ありがとうございます！！更新頑張りたいと思います！ (2018年8月10日 8時) (レス) id: 841557aa5a (このIDを非表示/違反報告)
亀 - 面白かった！続き早く見たいです(^艸^) (2018年8月10日 3時) (携帯から) (レス) id: 238af52e71 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラ好きの人間。(プロフ) - レイさん» 銀魂の作品も読んでくれたんですか！？うわあああありがとうございます！！この作品の夢主は女子力高めで書こうと決めていたので！ (2018年7月24日 12時) (レス) id: 841557aa5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゴリラ好きの人間。 | 作成日時：2017年6月15日 22時
