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itsuki.







「上裸かい」

樹「バスローブ暑いし」







言われるがまま俺はシャワーを浴びた。

部屋に戻るとバスローブを着てソファー座って呑気にテレビを見てるカレンがいた。







「部屋、冷房ついてるけど」

樹「家だと風呂上がりは上裸だし」

「あー、そういえば家だと他の人も上裸率高いわ」

樹「で、シャワー浴びたしなんでココ来たか教えてよ」







そう言って俺はカレンの隣に座った。

カレンがなんでココに来たのか、何をしたいのかが俺には分からなかった。

するとカレンはテレビに視線を向けたまま耳を疑うようなことを言った。







「ねぇ、私のこと抱いて」







俺の聞き間違いだろうか。

俺が何も言わずにいると、今度は俺の方を向いてしっかり俺の目を見てもう一度言った。







「何回も言わせないで。私のこと抱いてって言ったの。」

樹「はっ?冗談だろ?変なこと言うなよ。」

「冗談じゃない」







そう言ったカレンの目は本気だった。

俺は言葉につまった。

部屋にはテレビの音だけが響いていた。





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作者名:LALA | 作成日時:2023年1月14日 18時

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