MV撮影〜FEARS〜 ページ40
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riku.
陸「セクシーなお姉さんがおりますやん」
「あっ！陸さん！」
ボディーペイントをするため部屋に行くと衣装も着てヘアメイクもバッチリのカレンがいた。
椅子に座ってがっつり開いた背中に何やらペイントをしているようだ。
陸「へー、蝶なんだ！」
「はい！」
陸「そんな腰にペイントなんてえっちね！」
「そんなこと言うの陸さんだけですよ？」
慎「いや、俺も言いましたよ」
「そうだっけ？」
慎「ついさっきのことなんだから覚えててくださいよね。食べてないから頭回ってないんですか？」
「まこ怖い」
陸「怖ーい！ていうか、カレンってボディーペイントする予定なかったよね？」
「なんか朝、監督さんに言われてやることにしました！」
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監督「外は雨が降ってて部屋の中から窓の外を見てる設定ね」
「はい」
監督「あとは任せるよ」
準備が終わった俺はカレンの撮影を見に来た。
ていうか、メンバー全員いんじゃん。
本当好きだねー。
監督「よーい、スタート！！！」
監督の声とともに曲が流れた。
薄暗い部屋の中、右手に鎖をつけドレスの裾を引きずりながら一歩ずつ窓に近付くカレン。
窓の外を見て何かと葛藤して苦しんでる表情を見せる。
腰にある蝶のペイントがあることを連想された。
部屋から出れないカレンは蝶のように自由に飛びたいと。
一度窓をドンッと叩いて静かに涙を流しその場に崩れ落ちた。
監督「OK！！！」
カレンの撮影は一発OKだった。
健太「女優じゃん」
山彰「やればええのにな」
壱馬「いや、これ以上人気になるのは嫌やから辞めておこう」
うん、俺も壱馬に同意見。
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作者名：LALA
| 作成日時：2022年12月31日 23時
