大切な妹 ページ29
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atsushi.
「予定空けてくれてありがとうございます」
篤志「全然。で、どうした？」
カレンに呼ばれた。
でも俺は呼ばれた理由を分かってる。
「壱馬さんのことなんですけど、やっぱり私は壱馬さんが好きで凄く大切です。確かにまだいっちゃんほどではないですけど、ちゃんと壱馬さんにも自分の弱さを見せられてます。」
カレンはEXPGに入った頃からずっと可愛がってる大事な子。
大切な妹でもう家族みたいなもんだ。
1ヶ月ぐらい前に彼氏が出来た報告があったけど俺は反対した。
俺はカレンの家族のことやカレンの性格をよく知っている。
ずっと近くで見てきたからこそ俺はカレンには幸せになってもらいたい。
どんなカレンも受け止められる男でないと俺は認めない。
そう思っていた。
コンコン…
？「失礼します」
ドアが開き、目の前にいる人物を見て俺は安心した。
篤志「来たのか」
壱馬「はい。篤志さんには自分の口で伝えていなかったので、俺の気持ちを伝えにきました。」
壱馬はカレンの隣に座った。
カレンの方を見てすぐ俺を見た。
壱馬「ご報告遅くなってすいません。カレンとは1ヶ月ほど前からお付き合いをしています。俺はカレンの全てを受け止める覚悟で付き合ってます。最近やっと俺の前でも本当の自分を見せてくれます。これからもずっとカレンの心の拠り所でありたいと思ってます。」
きっと大丈夫。
篤志「壱馬」
壱馬「はい」
篤志「カレンのこと頼んだぞ」
壱馬「はい」
篤志「カレン、幸せになれよ」
「ありがとうございます」
って、今の、まるで結婚の報告にきた娘とその彼氏に贈るような言葉だな。
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作者名：LALA
| 作成日時：2022年10月15日 19時
