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kazuma.
俺は横になったままギュッとカレンを抱きしめた。
抱きしめられて嬉しいのか、カレンは小さく笑った。
壱馬「そんなにかまってほしかったん？」
「そうじゃないですけど、なんか急にきました」
壱馬「なんなんそれ(笑)」
「嫌でしたか？」
壱馬「全然。今日は初めてカレンが甘えてくれた記念日やな〜。」
「別にそんなに甘えてないですよ！」
壱馬「あ、そうなん？ほんなら、離してもええ？」
「ダ、ダメです、離さないでください」
壱馬「(笑) ええよ、このままな。」
なんかお互いの気持ちをぶつけた瞬間、カレンの扉が急に開いた気がする。
そういえば、今日、樹が言ってたな。
“カレンの心の扉開いたらビックリするぐらいオープンなんで覚悟しておいてくださいね。きっとその特別感に壱馬さんやられますよ。”
樹が言ってたのはこれのことなんかな。
確かにオープンになって甘えてくるカレンはなぜかすっごく可愛く見える。
俺がボーッとそんなことを考えてると、
「か、ずま、くん…」
壱馬「えっ！？今、なんて、」
「壱馬くん、大好き」
壱馬「っ、」
突然の“くん呼び”に俺の心臓は早くなった。
初めて“壱馬くん”と呼ばれ、“大好き”とまで言われた。
「壱馬くんのこと大好き」
壱馬「っ、煽んなって、」
「好き、大好き」
壱馬「どうなってもしらんからな」
抱くつもりはなかったけど、カレンの新たな一面を見て我慢できずその日はカレンが気絶するまで愛し合った。
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作者名：LALA
| 作成日時：2022年10月15日 19時
