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お互いの気持ち ページ24
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壱馬「入り」
「お邪魔します」
休憩が終わるギリギリにスタジオに戻ったらまた陸さんと海青に怒られた。
いつものことだから慣れたけど。
いつもと違ったのは壱馬さんに“終わったら一緒に帰ろう、話したいことあるし”と言われた。
いっちゃんに視線を送ってもガン無視された。
そして約束通り壱馬さんと一緒に帰ってやって来たのは壱馬さんの家。
壱馬「腹減ったしなんか頼む？」
「あまりお腹空いてないから大丈夫です」
壱馬「そっか。ほな、飲みもんだけ持ってくるからソファー座って待ってて。」
言われた通りソファーに座って待ってると壱馬さんが目の前のローテーブルにお茶を置いた。
壱馬「聞きたいことは色々あんねんけど、まず、なんでコレ樹に渡したん？」
チャリンと音を鳴らして顔の前にぶら下がってるのは私の家の合鍵。
壱馬「俺、カレンに返したよな？なんで、その次の日に樹に渡してんの？なんかあったら呼ぶからとかさ、普通頼むのは彼氏の俺やろ？樹が彼氏なん？」
「違います…」
壱馬「ご飯も食べてへんみたいやし元気もないってみんな言うてるで？佐々木さんにも怒られたんやろ？なんかあるんやったら俺に話してくれへん？彼氏やのになんも出来へんの悲しいやん。もっと俺を頼ってや。」
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作者名：LALA
| 作成日時：2022年10月15日 19時
