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kazuma.
北人「そんなに食べてないの？」
陸「たぶん夜もそんなに食べてないと思うよ。朝はスムージーは飲んでるらしいけど、それも本当かどうか微妙なところだね。」
壱馬「食べてないのが何か問題あるんすか？」
海青「問題ありありっすよ！筋肉も前よりも落ちちゃってるし！」
陣「海青はただの筋肉目線やろ！まぁ、真面目な話、この間一人で仕事してる時にフラついたらしくて佐々木さんに怒られたらしいねん。しっかり動けてるしパフォーマンスするのに問題はないねんけど、なんか元気ないんよ。壱馬、カレンと喧嘩でもしたん？」
壱馬「いや、してないっすけど。それに毎日連絡取ってるけど普通っすよ？」
樹「じゃあ、なんでコレを俺に渡すんですか？」
そう言って樹が俺に見せたのはウサギのキーホルダーが付いた鍵。
それはついこの間まで俺が使っていたカレン家の合鍵。
壱馬「なんで樹がそれ持ってるん？」
樹「こっちが聞きたいっすよ。突然“コレ持ってて、何かあったら呼ぶから”って言われて渡されたんすよ。まぁ、一度も呼ばれたことはないから使ってないですけど。」
壱馬「それ、いつ渡されたん？」
樹「2週間ぐらい前ですかね。確か、全員で△△の雑誌撮影の日です。」
俺がカレンの家を出てカレンに鍵を返した次の日や。
陣「喧嘩じゃないんだったらなんであんなボーッとしてんの？心ココにあらずやで？」
壱馬「そんなこと俺に言われても、」
樹「壱馬さん、カレンは甘え方を知らないだけなんです。今カレンのそばにいるのは俺じゃなくて壱馬さんです。どうせ一人で勝手に先走って変な方向に考えてネガティブになってるだけなんで、しっかり話を聞いてあげてください。」
カレンと過ごした月日の問題か。
今、付き合ってる俺よりもやっぱり樹の方がまだカレンをよく分かっている。
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作者名：LALA
| 作成日時：2022年10月15日 19時
