一週間 ページ19
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kazuma.
陣「壱馬、最近のカレンどう?」
壱馬「普通っすよ。特に取り乱す様子もないし。」
慎「もう大丈夫ってことですかね」
今日は陳ラバでご飯に来た。
不意に陣さんがカレンの話をした。
カレンの家に泊まるようになって一週間が経った。
日本に帰ってきてからのカレンは至って普通。
最初の日に俺がわざと帰ると言って家を出た時に少し泣きそうな顔をしてだけ。
翔平「そういえば今日カレンは?」
壱馬「陸さんと北人と3人でご飯に行ってる」
陣「誘われなかったんや(笑)」
壱馬「ちゃうわ!こっちの予定が先やったから。」
慎「でも壱馬さんココにいたらカレンさん家に帰った時一人じゃないっすか。大丈夫なんですか?」
壱馬「北人ん家に迎えに行くから大丈夫」
今日のご飯が決まったのは昨日の夜。
カレンも連れていこうとしたけど、ちょうど近くにいた陸さんと北人がカレンをご飯に誘った。
陸さんに“ゆっくりしてきな”と言われたから、カレンは二人に任せて今日ココに来たわけだけど…
陣「さっきから携帯ばっか見て。気になるか?カレンのこと?」
壱馬「いや、別に」
北人は家に着いたら連絡すると言ってた。
22時を過ぎた今も俺のスマホは鳴らない。
盛り上がってるんかな。
陣「なぁ、壱馬。壱馬はいつまでカレンん家におるつもりなん?」
壱馬「カレンが一人が大丈夫になるまで」
陣「カレンのことが心配でそばにおりたいのは分かるけど、いつまでも一緒におったらほんまにカレンが大丈夫になったか分からへんやん」
壱馬「…何が言いたいんすか?」
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作者名:LALA | 作成日時:2022年10月15日 19時