Only One Girl 5 (ページ44)

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itsuki.

樹「…見すぎ」

「気のせいじゃない？」

樹「ふーん、俺のこと騙せると思ってんの？」

「えっ、何様？」

樹「藤原樹様」

「…なんでこんな人とペアなの」

プールサイド横のバー的な所でのシーン。

俺とカレンの撮影は終わって今はそのまま座りながら他のメンバーの様子を見てる。

ドリンク飲んでいいって言われたから目の前にあるジンジャーエールを飲みながら隣のカレンを見るとさっきからある一定の場所をずっと見てる。

それは壱馬さんのテーブル。

壱馬さんと外国人エキストラの人が仲良く話してる。

樹「そんなに嫌なら壱馬さんとのペア立候補すればよかったじゃん」

「マネージャーにパフォーマーの中から選べって言われたし」

樹「で、強運の持ち主の俺がペアになったわけね」

「ただのジャンケンでしょ」

樹「ジャンケンが一番公平じゃん」

パフォーマーの中で誰か一人がカレンとペアになれると聞いてリーダー以外の全員が立候補した。

選び方は公平にジャンケンだったけど、決まった瞬間“なんだ、元カレかよ”って謎に全員にツッコまれたけど。

樹「あー、楽しそうだなー、リムジンでのシーンもエスコートするしなー、何かあったらどうする？」

「なんでそんなイジワル言うの？」

樹「カレンの困った顔って結構俺の好物」

「うわっ、変態」

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