名前 ページ36
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壱馬「思ったより反対おらへんな」
「うん、良かった」
交際を発表した日。
壱馬さんは私の家にいた。
今日は泊まるんですって。
壱馬「俺、リハ前に事務所行ったら直人さんに会って、もうめっちゃ質問責めされたわ」
「私は玲於くんにすっごい言われた」
壱馬「玲於さん、カレンのこと好きやもんな〜」
なぜ、交際を発表したか。
それは、篤志さんに“ファンには報告しろ”と言われたから。
元々、報告するつもりだったけど、いつにしようか迷ってる時に篤志さんに言われたから、その翌日、HIROさんに相談して、月が変わった1日に発表することになった。
それが今日だ。
壱馬「てか、カレンってさ、GENEさんだけは、さん付けやなくて、くん呼びやんな？なんで？」
「なんでって言われてもみんなにそう言われたからかな？“無理ですー”って言ったけど、何回も言われたし、リサちゃんに“言うまでしつこいから諦めな”って言われたから、それからずっとくん呼びかな。」
壱馬「ほな、俺のことも“壱馬さん”やなくて“壱馬くん”って呼んでよ。あっ、“壱馬”でもええで？」
「む、無理です！！！」
壱馬「この間は、壱馬くんって呼んでくれたやん」
「あれはあれ！今は無理です！」
あの時は無意識に言ってただけだから、意識して呼ぶのはなんか恥ずかしくて無理。
そう言えば、壱馬さんは笑って私の頭を撫でた。
壱馬「ほな、たまにはこの間みたいに呼んでな？あれ、めっちゃ嬉しかったしなんか普段と違ってすっげぇ特別な気がして幸せを感じた。」
「す、少しずつ慣れて呼ぶようにするね、」
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作者名：LALA
| 作成日時：2022年10月15日 19時
