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kaisei.
樹「毎年この日が近付くとソワソワし出すからさ」
「ソワソワしてないし!」
樹「してるから」
翔平「この日だけは甘えん坊な子ウサギになるからな!」
「なによ、子ウサギって!」
海青「えっ、どんな風に甘えんの!?」
「海青には見せない!」
海青「ひっど!」
翔平「俺は見たことあるぜ!」
海青「ドヤ顔で言うな!」
樹「まぁ一番見たことあるのは俺だけど」
4人仲良く家に帰って、自分の部屋にいると樹が来た。
樹「今日のこと知ったついでに教えてあげる。カレンにはあとで俺から話したって言っておくから。」
樹が教えてくれたのはカレンの家族と本当のカレンの性格。
それを聞いてから俺はカレンを甘やかすようになった。
もちろん厳しい時はあるけど、カレンを見てカレンが求めてる時は俺から声をかけるようになった。
そのおかげかカレンは前よりも俺を頼ってくれるようになった。
まぁ、実際俺も甘々なカレンは見たことないけど。
前まではただの仲良い97年組だったけど、さらに絆が強く特別な関係になったと思う。
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海青「俺が話せって言ったから今、樹がみんなに話してるよ」
「そっか…」
海青「別に隠すことないし、メンバーにはとことん甘えろ。アイツらだってそれくらい受け止められる広い心持ってるから。」
「甘え出したからキリがないよ」
海青「別にええやん。“これが本当の私だ!受け止めれられないなら幼稚園からやり直せ!”とか言うたらええやん。」
「なにそれ…笑」
しばらく空を見上げながら話してるとスマホが鳴った。
それは樹からだった。
海青「そろそろ戻るか」
「うん…」
海青「とりあえず壱馬さんには謝るんやで」
「分かった。海青、」
海青「ん?」
「ありがとう」
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作者名:LALA | 作成日時:2022年9月25日 14時