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ふと97年組を見たらタメ息をついてる樹と呑気に動画を撮ってる海青と翔平。
樹「なんで誰も止めなかったんだよ」
海青「みんなどんな反応するか見たかったし?」
翔平「予想通りの展開です!」
慎の前からは動かず翔平たちに聞いた。
壱馬「おい、そこの3人。その様子からしてコレ見るの初めてやないやろ。」
翔平「も、も、もちろんですっ!いつも私たちと飲む時はこんな感じです!カレンはビックリするほどお酒が弱くてすぐ酔って、酔っぱらうと抱きついて甘えん坊さんになってしまうんですね!はい!それでですね、面白いからみんなの前では時期がくるまでお酒を飲まないという約束をしてました、はい!」
まぁご丁寧に翔平が全部喋ってくれた。
ていうか4人では飲みに行ってたのかよ。
俺はもう一度カレンと慎を見た。
壱馬「カレン」
「ん?かずまさん?」
壱馬「そう、慎トイレ行きたいって、離してあげな」
「えー、まこっちゃんそうなのー?」
慎「そ、そうです!漏れそうです!」
「仕方ないな〜」
そう言うとカレンは慎から離れた。
その瞬間、慎はトイレに行くフリをして山彰さんの方へ逃げた。
それをイイコトに健さんが隣に座ってカレンに話しかけようとした瞬間、カレンは立ち上がってフラフラした足でこっちにやって来た。
「まこっちゃんいないならかずまさん〜」
壱馬「お、おい!」
「ふふ、かずまさんイイ匂いしますっ」
壱馬「とりあえず離れろ」
「むりですっ、……」
突然静かになったカレン。
抱きつかれた時よりも少し重く感じる。
まさか…そう思ってると、
海青「あ、寝た」
翔平「一通りの流れ全部やりましたね!」
壱馬「どういうこと?」
翔平「酔って抱きついて甘える!最終的には電池が切れて寝る!これが酔っぱらい湊カレンの流れです!」
その説明さっきしとけよな。
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作者名:LALA | 作成日時:2022年9月25日 14時