臣さんとご飯 ページ47
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kazuma.
壱馬「あっ、お疲れ様です!」
広臣「お疲れ様〜」
年末の怒涛の仕事ラッシュの前に臣さんに飯に誘われた。
広臣「この間はライブ出てくれてありがとね。最高だったよ。」
壱馬「いえいえ。こちらこそ貴重な経験をさせていただいてありがとうございます。」
広臣「それよりさ、壱馬ってカレンのこと好きでしょ?」
壱馬「えっ?」
広臣「俺もついこの前まで気付かなかったんだけど、この間のライブ後の俺の楽屋での二人のやり取り見てたらそう思ったんだよね。」
壱馬「……分かりやすかったすか?」
広臣「壱馬のヤキモチオーラがめっちゃ出てた」
壱馬「例えば…?」
広臣「俺と一緒に帰るって誘った時とか。ていうか、俺がカレンの頭撫でたあとからオーラがヤバかった。」
壱馬「マジっすか…」
自分では気付かなったけど、俺ってそんなに分かりやすいんだな。
そういえば、北人にも同じようなこと言われてたな。
広臣「“俺との約束破んの?”って言った時、なんかカッコよかったわ。」
壱馬「いや、臣さんの方が何百倍もカッコイイっすよ」
広臣「そういうことじゃねぇよ。好きな女に真っ直ぐぶつかってるところがカッコイイって言ってんの。」
壱馬「…好きっすけど、なかなか本人には伝えれなくて…」
広臣「それはメンバーだから?」
同じメンバーだからフラれたら気まずい。
最初はそう思ったけど、実際カレンと樹を見てるとそうでもないから、以外とその点は大丈夫と思ってる。
俺が伝えられない理由は……
壱馬「ほんまに好きなんです。だから、断られた時に気まずいとかそんなんじゃなくて、ただ単純に立ち直れないというか、なんでダメだったのかって理由を受け止めれるかが不安で。」
広臣「フラれる前提で告るなんて壱馬らしくないじゃん。壱馬のその真っ直ぐな気持ちを伝えば絶対相手には伝わるから自信持てよ。」
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作者名:LALA | 作成日時:2022年9月25日 14時