二の腕美人 ページ31
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翔平「なになに、なりたい二の腕美人ですって!?」
「誰が?」
翔平「目の前にいる湊カレンだ!」
「えっ、私?」
朝からリハをしてお昼過ぎの休憩中に突然翔平が大声を出した。
そしてネットニュースの記事をペラペラと読み上げる。
樹「まぁ、確かにほどよく肉はついてる」
「触んないでよ」
樹「記事が合ってるか確認してるだけ」
「確認しなくていいし!」
海青「筋肉もちょうどええ感じやもんな!」
「海青先生のおかげです」
海青「ちょっと触らせて」
翔平「僕もしつれいします!」
なぜか私の二の腕を触る二人。
海青「やっぱ男と違って柔らかいな」
翔平「これぞ女性!」
そんなやり取りをしてると他のメンバーもなぜか触り出す。
そしてそんな変なタイミングでレコーディングが終わったスリボが帰ってくる。
北人「えっ、なに、これ?」
壱馬「どういうこと?」
陸「なんでみんなしてカレンの二の腕触ってんの!?」
翔平が今までのことを話すと、陸さんも触ってきて、陸さんが触ってる最中に、北人さんが何かを思い出したようにボソッと言った。
北人「確か二の腕と胸の柔らかさと同じって言わない?」
壱馬「!!!陸さんすぐ手離して!」
なんかみんな微妙な空気になったから私も気まずくなるじゃん。
翔平「そ、そこは、元カレである藤原樹に確認をとってみましょう!」
樹「言わねぇーよ」
翔平「ん、そ、その反応はまさか胸の方が柔らかいってことか!?」
樹「自分で彼女作って試せばいいだろ」
まぁ、こんな男子校のノリは慣れたからいいけど。
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作者名:LALA | 作成日時:2022年9月25日 14時